わたしの街 静岡

わたしの街 静岡

「わたしの街 静岡」は、静岡県の県庁所在地である静岡市の市歌です。この歌は、2003年4月1日に旧静岡市と清水市の新設合併によって新しい静岡市が誕生した際に、新たな市の象徴として制定されました。

制定の経緯

旧静岡市と清水市の合併（静清合併）では、両市が対等な立場で合併することが重視されました。そのため、旧静岡市の市歌と清水市の市歌「我らの港」はいずれも廃止され、新市歌を制定する方針が決定されました。

新市歌の制定にあたっては、「新しい静岡市を象徴し、幅広い層の市民に親しまれ、気軽に歌われる歌となる」ことが目標とされました。2004年7月から8月にかけて市民から歌詞を公募し、静岡市歌選定委員会が選定を行いました。

2005年4月13日、新市歌「わたしの街 静岡」が正式に制定され、同日開催された政令指定都市移行記念式典で発表されました。歌詞は、応募作品の中から選ばれた最優秀賞と優秀賞の作品を基に、小椋佳が補作詞と作曲を手掛けました。編曲は静岡市出身の川辺真が担当し、オリジナル歌唱は伊東恵里、コーラスはすずかけ児童合唱団が担当しました。

楽曲について

市歌「わたしの街 静岡」は、CD（非売品）と演奏用楽譜が作成され、市民への貸し出しが行われています。また、静岡県内のテレビ、ラジオ、静岡市内のコミュニティFM局で放送される広報スポットのBGMとしても使用されています。

CD収録曲

1. わたしの街 静岡 (オリジナルバージョン)
2. わたしの街 静岡 (マーチバージョン)
3. わたしの街 静岡 (オリジナルカラオケ コーラスなし)
4. わたしの街 静岡 (オリジナルカラオケ コーラスあり)

市民への浸透度

市歌制定から6年後の2011年に行われたアンケート調査では、市歌「わたしの街 静岡」を知っている市民は37%にとどまり、浸透度は低いことが明らかになりました。静岡市は、今後市歌の存在を積極的にアピールする方法を検討していくとしています。

その他の静岡市の歌

静岡市には、市歌の他に公式音頭として「まるちゃんの静岡音頭」があります。この音頭は2013年4月26日に発表されました。

参考文献

「わたしの街 静岡」貸出し用CDジャケット

外部リンク

市歌（静岡市）

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