デリック・アイザイア・ジョー:雷鳴轟くサンダーのシューティングガード
デリック・アイザイア・ジョー(Derrick Isaiah Joe、
1999年7月2日生まれ)は、
アメリカ合衆国アーカンソー州フォートスミス出身のプロ
バスケットボール選手です。現在は
NBAの
オクラホマシティ・サンダーに所属し、
シューティングガードとして活躍しています。
ジョーは
アーカンソー大学に進学後、すぐにその才能を発揮しました。1年目の2018-19シーズンには、平均13.9得点を記録し、
サウスイースタン・カンファレンス(SEC)のオールフレッシュマンチームに選出されるという快挙を達成。特筆すべきは、1年生の記録タイとなるシーズン113本の3ポイントシュートを成功させたことです。この実績は、彼の卓越したシューティング能力を強く印象付けました。
2年目の2019-20シーズンには、さらに成長を遂げ、平均16.9得点をマーク。大学バスケ界で確固たる地位を築きました。シーズン終了後、2020年の
NBAドラフトへのアーリーエントリーを表明。一度は撤回したものの、再びエントリーし、プロの世界への挑戦を決意しました。
NBAキャリア:76ersからサンダーへ
2020年の
NBAドラフトにおいて、ジョーは全体49位でフィラデルフィア・76ersから指名を受けました。76ersとのルーキー契約後、
NBAプレーヤーとしてのキャリアをスタートさせましたが、2022-23シーズンの開幕前に解雇されることとなりました。
しかし、ジョーの才能はここで終わることはありませんでした。2022年10月16日、
オクラホマシティ・サンダーが彼との契約を発表。新たなチームで、再び
NBAの舞台に立つチャンスを得ました。
サンダーでのジョーは、着実に成長を遂げています。2023年2月24日の
フェニックス・サンズ戦では、キャリアハイとなる28得点を記録し、そのポテンシャルを証明しました。2024年7月1日には、
オクラホマシティ・サンダーと4年4800万ドルという大型契約を結び、チームからの信頼の厚さを示しました。
プレースタイル
デリック・ジョーは、優れたシューティング能力を最大の武器とする選手です。特に3ポイントシュートの精度が高く、アウトサイドからの得点力でチームに貢献します。また、アグレッシブなプレースタイルで、ディフェンスにおいても高い貢献度を誇ります。サンダーでは、持ち前の得点力と献身的な姿勢で、チームの勝利に貢献することが期待されています。
今後の展望
オクラホマシティ・サンダーとの大型契約は、ジョーにとって大きな転換点となるでしょう。サンダーは若手有望株が多く、チーム全体の成長と共に、ジョー自身も更なる飛躍を遂げる可能性があります。持ち前のシューティング能力に加え、ドリブルやパスなどのスキルを磨き、より総合的な選手へと成長することで、
NBAを代表する
シューティングガードになることも夢ではありません。デリック・アイザイア・ジョーの今後の活躍から目が離せません。