アイプロダクション

有限会社アイプロダクション

有限会社アイプロダクションは、過去に日本の首都である東京都港区に活動拠点を置いていた芸能プロダクションです。2009年6月に、その前身となる有限会社アイ・クリエイトの芸能プロダクション部門が独立・分社化される形で設立されました。しかし、その活動期間は極めて短く、設立からわずか約1年後の2010年4月には事務所が解散しています。事務所解散に至った具体的な理由については、明らかになっていません。

設立当初から、株式会社フェイスネットワークの子会社としてその傘下に入り、事業を展開していました。同じフェイスネットワークの子会社である株式会社プラチカとも連携しており、オフィスを共有しながら共同で芸能マネジメント業務にあたっていたとされています。所属していたタレントとしては、AKB48の元メンバーであった中西里菜や、同じくAKB48の元研究生である金子さとみ（別名：金子智美）といった人物が名を連ねていました。アイプロダクションは、特に中西里菜の所属期間中には、彼女に関する公式グッズの販売やファンクラブの運営といった業務も積極的に手掛けていました。

解散時に所属していたタレント、および既に退所していたタレントについても情報が残されています。解散時に所属していたタレントの一人である清水麻奈は、東日本大震災発生後に不適切とされる内容のブログ記事を掲載し、世間から大きな批判を浴びる炎上騒動に発展しました。この事態を受け、彼女のブログは閉鎖されるに至っています。同じく解散時に所属していた桜井恵美は、公式ブログ自体はインターネット上に残存していますが、2011年6月を最後に更新が停止されています。吉乃利奈は、アイプロダクション解散後に株式会社プラチカへ移籍しましたが、その後プラチカからも退所しています。

既にアイプロダクションを退所していたタレントとしては、前述の金子さとみと中西里菜が挙げられます。金子さとみは、アイプロダクション退所後にオフィス斬へ移籍しましたが、最終的に同事務所からも退所しています。中西里菜は、アイプロダクション所属前にAKB48で活動しており、退所後の動向については本プロダクションの情報としては明記されていません。

有限会社アイプロダクションは、短命に終わった芸能プロダクションではありましたが、フェイスネットワークの子会社としての設立、関連会社であるプラチカとの連携、そして元AKB48メンバーのマネジメントを手掛けていたという点で、日本の芸能界の一時期においてその存在を示していました。しかし、わずか1年での解散という事実は、芸能プロダクション運営の難しさを示す一例とも言えるでしょう。

関連する項目

有限会社アイ・クリエイト
株式会社フェイスネットワーク
* 株式会社プラチカ

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