アイ・エム・ジェイ

株式会社アイ・エム・ジェイ（IMJ Corporation）

株式会社アイ・エム・ジェイは、東京都港区に本社を置くウェブサイト構築を手がける企業で、1996年に設立されました。創業当初はデジタルハリウッドのコンテンツ事業部としてスタートしましたが、その後、急速に成長し、ウェブサイトの構築企業として国内のトップ企業の一つへと成長を遂げました。

設立と成長の歴史

1996年に設立されたアイ・エム・ジェイは、創業以来、デジタルハリウッドのグループ企業として、コンテンツクリエーターの育成に力を入れていました。2001年にはナスダックジャパン（現：ジャスダック）に上場し、その後、携帯事業や映画制作など多角化を進めていきました。この結果、アイ・エム・ジェイは連結20社、売上高185億円を超える企業グループとなりました。

アイ・エム・ジェイの代表的な実績には、1999年に構築した「TSUTAYA Online」、2000年に手がけた「Sony Style」などがあります。これらのプロジェクトは、同社のウェブサイト構築における技術力やデザイン力を証明するものです。

買収と企業再編

資本面では、アイ・エム・ジェイはカルチュア・コンビニエンス・クラブの傘下となり、一時期は同社と博報堂の両社が大株主として関与しました。しかし、2012年から2013年にかけて行われたマネジメント・バイアウトにより、アイ・エム・ジェイの経営陣が主導権を握ることとなりました。

その後も企業再編を経て、アイ・エム・ジェイは成長を続けましたが、2021年10月1日にはアクセンチュア株式会社による吸収合併が行われ、アイ・エム・ジェイは解散することとなりました。

沿革の詳細

• - 1996年: デジタルハリウッドの事業部として業務を開始し、7月に株式会社アイ・エム・ジェイを設立。
• - 2001年: 9月にナスダックジャパンに上場。
• - 2005年: カルチュア・コンビニエンス・クラブの連結子会社へ。
• - 2008年: 持分法適用会社となる。
• - 2011年: 子会社イグジスト・インタラクティブを吸収合併。
• - 2012年: 株式の公開買付けを実施、以降も子会社の吸収合併を進める。
• - 2013年: ジャスダックの上場廃止。
• - 2016年: 株式をカルチュア・コンビニエンス・クラブに譲渡。
• - 2021年: アクセンチュアに吸収合併され解散。

業績と将来

アイ・エム・ジェイは、設立から数十年にわたり、デジタルコンテンツの制作やウェブサイト構築において日本国内の大手企業としての地位を確立していました。今後、同社の技術やノウハウはアクセンチュアに引き継がれ、さらにグローバルなビジネスシーンでの活用が期待されています。

アイ・エム・ジェイの歴史は、ウェブ業界の成長と変遷を語る重要な一章となっています。

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