アカシア (レミオロメンの曲)

レミオロメンのシングル「アカシア」は、彼らの音楽キャリアにおいて重要なターニングポイントとなった作品です。2004年にリリースされたこの曲は、メジャー3作目にあたり、前作「3月9日」から約2ヶ月という短い期間で発表されました。

「アカシア」の特筆すべき点は、音楽プロデューサーとして名高い小林武史が初めてレミオロメンのシングルにクレジットされたことです。これにより、楽曲の完成度は飛躍的に向上し、バンドの新たな可能性を引き出すことにつながりました。また、これまで1曲だったカップリング曲が2曲に増えたことも、このシングルから見られる変化です。表題曲である「アカシア」とカップリング曲「五月雨」には、サポートミュージシャンとしてギタリストの清水弘貴が参加し、楽曲に深みと彩りを加えています。

「アカシア」は、テレビ朝日系列の音楽番組『ミュージックステーション』で2度目の演奏を披露し、その美しいメロディーと歌詞で多くの視聴者を魅了しました。オリコンチャートでは初登場17位を獲得し、2作連続でのトップ20入りを果たしました。

収録曲は以下の通りです。

1. アカシア [4:21]
作詞・作曲：藤巻亮太 編曲：レミオロメン
2. 五月雨 [4:58]
作詞・作曲：藤巻亮太 編曲：レミオロメン
3. 夏前コーヒー [4:56]
作詞・作曲：藤巻亮太 編曲：レミオロメン

「アカシア」に参加したミュージシャンは以下の通りです。

レミオロメン
藤巻亮太：Vocal & Guitar
神宮司治：Drums
前田啓介：Bass
サポートミュージシャン
清水弘貴：Guitar (#1,2)

「アカシア」は、以下のアルバムに収録されています。

ether [エーテル] (#1,2)
* VERSUS JAPANESE ROCK VS FPM SELECTED AND NON-STOP MIXED BY FPM (#1)

また、藤巻亮太自身も2019年4月3日リリースの「RYOTA FUJIMAKI Acoustic Recordings 2000-2010」で2曲目の「五月雨」をセルフカバーしています。

「アカシア」は、レミオロメンの音楽性をさらに進化させ、新たなファンを獲得するきっかけとなった重要な作品と言えるでしょう。彼らの代表曲の一つとして、今もなお多くの人々に愛され続けています。

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