アクアリゾート ルネスかなざわ

アクアリゾート ルネスかなざわの概要

アクアリゾート ルネスかなざわは、石川県金沢市にあった人気の総合型レジャー施設で、1987年にパチンコ店運営会社である高山物産によってオープンしました。開業から21年間にわたって多くの人々に楽しまれていましたが、2006年に高山物産が経営破綻し、会社更生法の適用を受けたことで、2008年に閉鎖されることとなりました。具体的には、同年10月2日にルネス、リゾートロッジ、サンサーカスの営業が終了し、閉館しました。

その後の施設は長らく放置されましたが、2008年の年末からは取り壊し作業が始まり、2009年に解体が完了しました。ただし、一部の施設は残されており、サンサーカスはパチンコ店に改装され、ユナイテッド・シネマ金沢は別の会社によって引き続き営業が行われています。

閉鎖前の主な施設

閉館時には、アクアリゾート ルネスかなざわには多彩なレクリエーション施設が揃っていました。中でも人気だったのは、温水プールやアクアスライダー、ウェイブプールなどの水関連施設です。冬季には温泉プールとガーデンプールが営業を中止していましたが、ストリームプールやダイビングプール、チャイルドプールなどが利用できました。また、天然温泉大浴場や露天岩風呂も完備されており、リラクゼーションスペースやあかすりコーナー、アロマセラピー、ボディケアなども提供されていました。さらに、ゲームコーナーやレストラン、食事処も充実しており、和風レストランやアクアラウンジ、バーガーハウスなどが訪れる人々に人気だったと言われています。

本館の外にもリゾートロッジや寿司処八洲、ルネスサンサーカスがあり、こちらはゲームコーナーやボウリング場が楽しめる場所でした。ルネスサンサーカスは解体されることはなく、パチンコ店に改装されました。また、ユナイテッド・シネマ金沢は閉館後も営業を続けており、映画ファンにとっては好評を博しています。

営業時間やアクセス

ルネスかなざわは基本的に年中無休の24時間営業でしたが、各施設の営業時間は異なり、季節によっては一部の施設が営業していないこともありました。このように多様なサービスを提供し、多くの人々に愛されていたこの施設ですが、閉館によりその幕を閉じてしまいました。

所在地は石川県金沢市高柳町1-70-1で、交通アクセスも整っていました。JR北陸本線の金沢駅西口からの無料シャトルバスや、北鉄金沢中央バスを利用することで訪れることができました。また、IRいしかわ鉄道の東金沢駅からも徒歩約15分という利便性がありました。

余談

ルネスかなざわに訪れていた多くの人々の思い出は、現在も語り継がれています。特に、音楽ユニット「ZABADAK」がかつて提供したイメージソング「水のルネス」や「シェラフィータ」は、多くの人に印象深い記憶を残しています。また、岡本依子さんがルネスかなざわに所属していたこともあり、その多様な文化的な側面が感じられていました。アクアリゾート ルネスかなざわは、その閉鎖後も人々の心に残る特別な場所として記憶され続けています。

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