アクグル・アマンムラドワ

アクグル・アマンムラドワ：ウズベキスタンが生んだトップテニスプレーヤー

アクグル・アマンムラドワ（Akgul Amanmuradova）は、1984年6月23日、ウズベキスタンのタシュケントで生まれました。彼女は女子プロテニス選手として、国内外で活躍しました。身長190cmという恵まれた体格から繰り出される力強いプレーが特徴で、ウズベキスタンを代表するテニスプレーヤーの一人として知られています。

プロキャリア

アマンムラドワは、2008年5月26日に世界ランキングでシングルス50位を記録し、ウズベキスタン人女子テニス選手として、イロダ・ツルヤガノワに次ぐ2人目のトップ50入りを果たしました。WTAツアーでは、ダブルスで2度の優勝を飾っています。シングルスでは優勝こそないものの、準優勝を2度経験しています。

生い立ちとテニスとの出会い

アマンムラドワの家族は、父親が建築家、母親が音楽教師という家庭環境で育ちました。彼女自身がテニスを始めたのは10歳の時で、祖母に連れられて近くのテニスクラブに行ったことがきっかけでした。少女時代にはバスケットボールでも才能を発揮し、ウズベキスタン女子ジュニア代表に誘われたこともありましたが、テニスを選びました。

グランドスラムへの挑戦

2006年の全豪オープンでグランドスラムに初出場。1回戦で勝利を挙げましたが、2回戦で敗退しました。2007年の全仏オープンでは予選を勝ち抜き、本戦2回戦に進出。この活躍により、2007年末には世界ランキングを96位まで上げ、トップ100入りを果たしました。

ツアーでの活躍

2008年5月には、イスタンブール大会で準決勝に進出し、世界ランキング50位を記録しました。2009年にはイーストボーン大会のダブルスで杉山愛とペアを組み、WTAツアー初優勝を飾りました。また、地元のタシュケント大会でも決勝に進出しましたが、準優勝に終わりました。

アジア大会でのメダル獲得

2010年の広州アジア大会では、シングルスで決勝に進出し、銀メダルを獲得しました。

主な戦績

WTAツアー ダブルス優勝：2回
WTAツアー シングルス準優勝：2回
広州アジア大会 シングルス銀メダル

プレースタイル

身長190cmという恵まれた体格を生かした、パワフルなストロークとサーブが持ち味です。

引退後

近年はランキングが下がり、下部大会でのプレーが中心となっています。

その他

エヴァ・ハルディノワと並び、女子プロテニス界で最も身長の高い選手の一人として知られています（2010年時点）。

外部リンク

WTAツアーのプロフィール（英語）
ビリー・ジーン・キング・カップのプロフィール（英語）
国際テニス連盟のプロフィール

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