アクシー号:東京と鴨川を結ぶ高速バス
アクシー号は、
東京都心と
千葉県鴨川市を結ぶ
高速バス路線です。
東京タワーや
東京駅八重洲口前から出発し、
東京湾アクアラインを経由して、
鴨川市内の
安房鴨川駅西口、
亀田総合病院、パークウェルステイト鴨川などを約2~3時間で結びます。快適な4列シート車両(原則全便トイレ付き)で運行され、ビジネス利用や観光、通院など幅広いニーズに対応しています。
充実した運行体制と利便性
1998年の運行開始以来、アクシー号は多くの利用者にご愛顧いただいてきました。当初は電話予約が中心でしたが、運行開始直後は問い合わせが殺到するほどの人気ぶりでした。運行開始1ヶ月後の利用者数は7,769人、1日平均約250人と、当初から高い需要を証明しました。
現在、
京成バスと日東交通の2社が共同運行しており、1日21往復(京成10往復、日東11往復)の便数を誇ります。その中には、所要時間を短縮した特急便と急行便も含まれ、利用者の利便性をさらに向上させています。木更津金田バスターミナルでは、羽田空港や成田空港方面への乗り換えも可能です。
多様な利用シーンと路線の進化
アクシー号は、木更津金田バスターミナルからかずさアーク間が首都圏の通勤圏内にあることから、通勤・通学利用も多いです。さらに、亀田病院への通院、
鴨川市内の大学
キャンパスやセミナーハウスへの通学、
オルカ鴨川FCの公式戦観戦など、多様な利用シーンに対応しています。
運行開始当初はカーブが多く所要時間が課題でしたが、利用者の声を受け、
2016年には特急便と急行便が新設されました。また、2021年には一部便がパークウェルステイト鴨川まで延伸され、利便性が向上しています。
運賃と乗車方法
運賃支払い方法は、現金または回数券です。京成便と日東便では、
2015年11月28日以降
PASMOが利用可能です。鴨川日東便でも
2016年3月19日より
PASMOに対応しました。ただし、バス利用特典サービス(バス特)の対象外である点にご注意ください。下り便は降車時に、上り便は乗車時に運賃を支払います。東京まで乗車する場合は、乗車証明書を受け取り、降車時に返却します(便により省略の場合あり)。
悪天候時やイベント時の対応
台風や濃
霧による
東京湾アクアラインの通行止め、
積雪などの際には、京葉道路や東関東自動車道、
館山自動車道を経由する迂回ルートで運行されます。この場合、到着が1時間程度遅れる可能性があります。また、「ちばアクアラインマラソン」開催時には、事前に運休または迂回・遅延を告知します。
その他のサービス
2014年12月22日からは、鴨川シーワールドの入園券とアクシー号の往復乗車券がセットになった『アクシー&カモシー GOGOチケット』が販売されています。
停車停留所
アクシー号は、
東京タワー(一部便)、
バスターミナル東京八重洲、木更津金田バスターミナル、袖ケ浦バスターミナル、かずさアーク、
安房鴨川駅西口、鴨川シーワールド、亀田病院、パークウェルステイト鴨川などに停車します。その他多数の停留所があり、詳細は公式ウェブサイトでご確認ください。
運行会社と歴史
アクシー号は、日東交通(鴨川営業所)と
京成バス(奥戸営業所、新習志野高速営業所、長沼営業所)が共同運行しています。過去には鴨川日東バスも運行に関わっていました。
1998年の運行開始以来、順次増便や路線延長、新停留所の設置、特急・急行便の運行開始など、利用者のニーズに対応した改善が重ねられてきました。
関連情報
アクシー号は、鴨川と千葉を結ぶ
高速バス「
カピーナ号」や、一部ルートが重複する「東京ガウライナー」、JR
外房線の特急列車「わかしお」など、他の交通手段との連携も可能です。
本記事の情報は、公開情報に基づいて作成されており、最新の情報と異なる場合があります。ご利用の際は、公式ウェブサイト等で最新情報をご確認ください。