アクセル・トゥーパン

アクセル・トゥーパン：挫折を乗り越え、コートを駆け抜けるフランスのシューティングガード

アクセル・トゥーパン（1992年7月23日生まれ）は、フランス・オー＝ラン県ミュルーズ出身のプロバスケットボール選手です。シューティングガードとして、類まれな才能と不屈の精神で、世界最高峰のリーグであるNBAを目指し、キャリアを積み重ねてきました。

地元での活躍とNBAへの挑戦

トゥーパンは2011年、地元のストラスブールIGでプロとしてのキャリアをスタートさせました。着実に経験を積み重ね、毎年のように平均得点を伸ばしていきました。そして2014年、NBAドラフトへのエントリーを決意しますが、残念ながらどのチームからも指名を受けることはありませんでした。しかし、彼はすぐに諦めませんでした。同年夏のNBAサマーリーグにダラス・マーベリックスの一員として参加し、NBAへの道を模索し続けます。このシーズン、ストラスブールIGでは自己最高の平均7.5得点を記録し、LNBカップ戦で二冠を達成するなど、着実な成長を遂げました。

NBAサマーリーグからGリーグ、そしてNBAデビュー

2015年のNBAサマーリーグでは、トロント・ラプターズの一員としてプレー。7月23日にはラプターズとシーズンキャンプ契約を結び、開幕ロースター入りを目指しましたが、惜しくも開幕前に解雇されてしまいます。しかし、彼はすぐにラプターズ傘下のGリーグチーム、ラプターズ・905に所属。ここで平均14.6得点、5.6リバウンド、3.6アシストという素晴らしい成績を残し、その実力を証明しました。そして、2016年3月3日、念願のNBAデビューを果たします。デンバー・ナゲッツと10日間契約を結び、翌日のブルックリン・ネッツ戦でNBAの舞台に立ったのです。その後、2度目の10日間契約を経て、正式にナゲッツと2年契約を締結。しかし、同年10月15日には解雇。再びラプターズ・905へと戻ることとなりました。

複数のチームを渡り歩き、メキシコリーグへ

2017年2月にはミルウォーキー・バックスと10日間契約を結びますが、契約は更新されず、ラプターズ・905へ復帰。その後、4月8日にはニューオーリンズ・ペリカンズと契約。その後も複数のチームを渡り歩くこととなりますが、常にNBAでプレーする機会を追い求め続けました。2024年8月29日、トゥーパンは新たな挑戦として、メキシコのLNBPリーグに所属するディアブロス・ロホス・デル・メキシコへの加入を発表しました。

不屈の精神とNBAへの強い思い

トゥーパンのキャリアは、決して順風満帆なものではありませんでした。NBAドラフトでの指名漏れ、そして複数のチームからの解雇を経験しています。しかし、彼は常に前向きな姿勢を忘れず、持ち前の才能と不屈の精神で、困難を乗り越え、常にNBAという夢を追い求めてきました。Gリーグで素晴らしい成績を残し、NBAでプレーする機会を得た経験は、彼のキャリアにとって大きな転換点となりました。今後、メキシコリーグでの活躍を経て、再びNBAの舞台に立つ可能性も十分に考えられます。彼の今後の活躍に期待しましょう。

もう一度検索