アクリシュア・スタジアム

アクリシュア・スタジアムは、アメリカ合衆国ペンシルベニア州ピッツバーグに所在する多目的スタジアムです。このスタジアムは、NFLのピッツバーグ・スティーラーズと、NCAAカレッジフットボールのピッツバーグ・パンサーズ（ピッツバーグ大学）という、地域を代表する2つの主要チームの本拠地として機能しています。

スティーラーズは以前、MLBのピッツバーグ・パイレーツとスリー・リバース・スタジアムを共有していましたが、1996年に両チームがそれぞれ専用の新球場を建設する計画が立ち上がりました。アクリシュア・スタジアムの建設は1999年6月に開始され、約2年の歳月を経て完成しました。旧本拠地のスリー・リバース・スタジアムはその後取り壊され、跡地は現在駐車場として利用されています。その駐車場を挟んだ向かい側には、パイレーツの本拠地であるPNCパークが位置しています。

2022年7月11日、スタジアムの命名権がハインツから保険ブローカー会社のアクリシュアへと移行しました。

スタジアムの東側コンコースに位置する「グレート・ホール」は、特筆すべきアトラクションの一つです。ここでは、スティーラーズやパンサーズといったプロチームだけでなく、ペンシルベニア州西部におけるアメリカンフットボールの歴史全体を紹介する展示が行われています。

アクリシュア・スタジアムでは、数々の重要なイベントが開催されてきました。2001年8月25日には、スティーラーズ対ライオンズのNFLプレシーズンゲームで初めて開場を迎えました（結果はスティーラーズが20-7で勝利）。同年10月7日には、スティーラーズ対ベンガルズ戦で初のNFL公式戦が開催され、スティーラーズが16-7で勝利しました。また、2011年1月1日には、NHLウィンター・クラシックが開催されましたが、雨天の影響により、大会史上初のナイターゲームとなりました。

アクリシュア・スタジアムは、スポーツファンにとって特別な場所であり、数々の記憶に残る瞬間を生み出してきました。これからも、地域社会に根ざしたスタジアムとして、多くの人々に愛され続けることでしょう。

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