アクリーティブ

アクリーティブ株式会社について

アクリーティブ株式会社は、1999年に設立された、主に企業間取引における売掛債権の買取（ファクタリング）や経理事務のアウトソーシングサービスを提供する金融サービス会社です。芙蓉総合リースグループに属しています。かつてはドン・キホーテとの資本関係がありましたが、現在は芙蓉総合リースが主要株主となっています。

事業内容

アクリーティブは、納品やサービス提供後に発生する売掛債権を買い取るファクタリング事業を主力としています。これにより、企業は売掛金を早期に資金化でき、キャッシュフローの改善を図ることが可能です。また、経理事務のアウトソーシングや、支払先への入金代行業務も行っており、企業の事務負担軽減を支援しています。

歴史

1999年に株式会社フィデックコーポレーションとして設立された同社は、売掛債権の資金化ニーズに応えることで成長を遂げました。2004年には東京証券取引所マザーズ市場に上場、翌年には東証一部への上場を果たし、市場からの高い評価を得ました。しかし、2008年のリーマンショックにより、建設・不動産業界を中心に不良債権が急増し、業績が悪化。ドン・キホーテからの経営支援を受け、経営の立て直しを図ることとなりました。

2011年にはドン・キホーテの連結子会社となり、経営体制を刷新。新たなサービスであるFPS（フレックスペイメントサービス）の提供を開始し、介護分野への進出も果たしました。2012年には、業績の回復を機に社名を「アクリーティブ株式会社」に変更。2017年には芙蓉総合リースが株式の過半数を取得し、同社の傘下に入りました。その後、2019年に上場廃止となり、現在は芙蓉総合リースとドンキホーテホールディングスが株主となっています。

沿革詳細

• - 1999年：株式会社フィデックコーポレーション設立、C.Fダイレクト開始。
• - 2004年：東京証券取引所マザーズ市場に上場。
• - 2005年：東京証券取引所市場第一部に市場変更。
• - 2008年：リーマンショックにより業績悪化、ドン・キホーテと資本提携。
• - 2011年：ドン・キホーテの連結子会社化。
• - 2012年：社名をアクリーティブ株式会社に変更。
• - 2017年：芙蓉総合リースが子会社化。
• - 2019年：東京証券取引所市場第一部上場廃止。

企業理念

社名である「Accretive」には、「成長」「増大」という意味が込められています。この言葉には、顧客と共生し、共に成長し続ける企業でありたいという同社の願いが込められています。

グループ企業

• - 株式会社メディカル・ペイメント
• - アクリーティブ・メディカルサービス株式会社
• - Accretive Service (Cambodia) Co., Ltd.

役員

• - 代表取締役社長：菅原　猛
• - 代表取締役専務：五十嵐　幸一
• - 常務取締役：高山　浩
• - 常勤監査役：十都　次郎

アクリーティブ株式会社は、その設立から現在に至るまで、様々な変遷を経てきました。売掛債権の買取事業を中心に、金融とアウトソーシングを融合したサービスを提供し、顧客企業の成長を支援しています。

外部リンク

• - アクリーティブ株式会社公式サイト
• - 芙蓉総合リース株式会社公式サイト
• - ファクタリング専門サイト

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