アゲ♂アゲ♂EVERY☆騎士

アゲ♂アゲ♂EVERY☆騎士 - DJ OZMAのデビューシングル

DJ OZMAのデビューシングル、《アゲ♂アゲ♂EVERY☆騎士》は、2000年にリリースされた楽曲で、瞬く間に人気を博しました。オリコン初登場では14位を記録し、ミュージックステーションに出演した後はその地位を上げていき、最終的にはオリコンで4位を達成しました。この曲は、綾小路セロニアス翔が所属する氣志團のシングル「友人」と同等の人気を誇る一曲となりました。

この楽曲はオリジナルではなく、実は韓国のヒップホップグループ、DJ DOCの2000年のヒット曲「Run to you」のカバーです。「Run to you」はボニーMによる1976年の「Daddy Cool」を原曲としており、メロディーには大きな違いがありますが、日本語歌詞の一部は「Run to you」のフレーズを空耳で歌ったものであると言われています。

振付は、DJ DOC版やアレックス・トーの中国語カバー「脫掉」の影響を受けた日本語版オリジナルの要素を取り入れています。綾小路はこの曲のプロジェクトを思いつくきっかけとなったショウパブで「Run to you」を頻繁に聴いていたことから始まっています。実際に、そのショウパブのスタッフも音楽ビデオに出演しました。

カップリング曲の「BOYS BRAVO!」は、元々氣志團の楽曲であり、こちらも綾小路セロニアス翔による作詞・作曲です。DJ OZMAがテレビ番組「テレフォンショッキング」に出演した際、司会のタモリがこの曲とそのパフォーマンスを気に入っているとコメントしたこともあり、注目されていました。

この曲を世に送り出すきっかけについて、DJ OZMA本人は「ある晩にBoAが夢に出てきて、韓国と日本の架け橋になるのはお前だと言った」と語っていますが、その後、これは冗談だったとも認めています。

さらに、この曲はスポーツの場でも使用され、中日ドラゴンズの井端弘和選手が入場時のテーマとして選んでいました。また、ベガルタ仙台のロペス選手の応援歌の原曲にもなっています。格闘家の郷野聡寛選手はDJ OZMAの名義を用い、入場曲としてこの楽曲を取り入れ、ダンスパフォーマンスを披露したことでも知られています。

DJ OZMAはこの曲でNHKの紅白歌合戦に初めて出演しましたが、パフォーマンスが問題視され、その結果、NHKへの出入り禁止処分を受けました。興味深いことに、紅白歌合戦に出演した翌週のオリコンチャートでは、前週107位から42位へと65ランクもの大幅上昇を果たしています。

2023年10月9日には、有明アリーナにて開催された「氣志團 Presents『One Night Festival ～天挑五歌仙大演會～』」で、出演者のももいろクローバーZがこの曲をカバーしました。彼女たちは本家をリスペクトする形でガウンを脱いでTシャツにビキニを着用するパフォーマンスを行いました。

初回限定盤には、《アゲ♂アゲ♂EVERY☆騎士》のミュージックビデオを収録したDVDが同梱されており、ファンにも喜ばれる内容となっています。

収録曲

• - アゲ♂アゲ♂EVERY☆騎士
• - BOYS BRAVO!
• - アゲ♂アゲ♂EVERY☆騎士 (インストゥルメンタル)
• - BOYS BRAVO! (インストゥルメンタル)

このように、《アゲ♂アゲ♂EVERY☆騎士》はDJ OZMAにとって象徴的な楽曲であり、今でも多くの人々に愛されています。

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