アサエリ・ラウシー

アサエリ・ラウシー

アサエリ・ラウシー（Asaeli Lausii）は、2000年1月26日生まれのラグビーユニオン選手です。南太平洋に位置するトンガで誕生し、現在は日本のラグビー最高峰リーグである「ジャパンラグビーリーグワン」に所属する東芝ブレイブルーパス東京でプレーしています。

プロフィール

ラウシー選手は、フォワードのポジションを務め、特にロック（LO）とプロップ（PR）という、スクラムの最前列とその後ろという異なる重要な役割を担う二つのポジションをこなせる器用さを持っています。プロップはスクラムの要として最前線で押し合い、ロックはスクラムの安定やラインアウトでのボール確保に貢献します。両方のポジションを高いレベルでプレーできることは、チームにとって非常に貴重な存在であることを意味します。

体格にも恵まれており、身長は190センチメートル、体重は111キログラムという立派なアスリート体型です。このサイズとパワーを活かしたプレーで、コンタクト局面での強さを発揮します。

経歴

ラウシー選手の日本のラグビーにおけるキャリアは、石川県の日本航空石川高校への留学から始まりました。高校でラグビーの技術を磨き、その才能は早くから注目を集めました。特に、高校在学中には将来有望な選手が集まる「高校日本代表」に選出されるという栄誉を得ており、この頃からそのポテンシャルの高さが評価されていたことが伺えます。

高校卒業後、2019年には関西大学ラグビーリーグの強豪である京都産業大学へ進学しました。大学ラグビーというさらにレベルの高い環境で4年間プレーし、フィジカルと戦術理解を深めました。京都産業大学ラグビー部で中心選手として活躍し、大学選手権などでも貴重な経験を積んだことでしょう。

大学での学びとラグビーでの成長を終え、2023年に京都産業大学を卒業。プロラグビー選手としての道を歩むことを決め、ジャパンラグビーリーグワンに所属する東芝ブレイブルーパス東京に加入しました。伝統あるチームの一員として、新たな挑戦が始まりました。

公式戦デビュー

プロ契約を結んだ東芝ブレイブルーパス東京での公式戦デビューは、ジャパンラグビーリーグワン2023-24シーズンの第9節でした。強豪として知られる埼玉ワイルドナイツとの一戦が、彼にとって記念すべき初舞台となりました。この試合は熊谷ラグビー場で行われ、ラウシー選手は後半15分からリザーブ選手としてピッチに登場しました。限られた時間ではありましたが、プロの舞台で第一歩を踏み出したことは、彼のキャリアにおいて重要な瞬間となりました。

フォワードとして複数のポジションをこなせる適応力と、若さ溢れるパワフルなプレーで、東芝ブレイブルーパス東京のフォワード陣に厚みをもたらす存在として期待されています。今後のリーグワンでの活躍が楽しみな選手の一人です。

関連項目

高校ラグビー日本代表
日本航空高等学校石川
京都産業大学ラグビー部
東芝ブレイブルーパス東京

外部リンク

* 東芝ブレイブルーパス東京 選手・スタッフ一覧：選手・スタッフ

（出典）

※本記事は公開情報を基に構成されています。

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