アサルト・スカウター

アサルト・スカウターの概要

アサルト・スカウターは、バンプレストオリジナルの架空のリアルロボットであり、『第3次スーパーロボット大戦α』に登場します。これは、特殊部隊「チーム・ジェルバ」に所属するセレーナ・レシタールが運用する機動兵器で、連邦軍での正式な採用を逃れた機体を入手してカスタマイズしたものです。

この機体は、本来強襲偵察を目的に開発されたものですが、厳しい戦闘状況にも耐えうるように大幅な改良が施されています。最大の特徴は、レーダーや赤外線に反応しない特殊なステルスシステム「プリズム・ファントム」です。このシステムにより、アサルト・スカウターは敵に姿を見せず、まるで存在しないかのように作戦を遂行できます。

採用技術

プリズム・ファントム

「プリズム・ファントム」は、アサルト・スカウターに搭載された特殊装備です。光学迷彩の技術を応用しており、機体を完全に透明にすることができます。この技術により、敵機は視覚的およびレーダー的にアサルト・スカウターを把握できず、驚異的な奇襲を可能にします。

ASソレアレス

アサルト・スカウターのモデルであるASソレアレスは、連邦軍に未採用の機体をベースに、セレーナが独自にカスタマイズ。互換性を重視し、他の量産機体のパーツを流用することで、戦闘の利便性を高めた設計が施されています。元々は敵陣突破を目指した仕様でしたが、改造の結果、対抗戦力としても優れた性能を発揮することができるようになりました。この機体の最大の特性として「プリズム・ファントム」があり、敵を効果的に惑わせる能力を持っています。後にスペクトラとの戦闘で大破し、アレグリアスへと改造される運命にあります。

その名の由来はフラメンコの曲名から来ており、デザインは赤を基調とし、忍者の装束を意識したスタイルです。

ASアレグリアス

大破したソレアレスは、同じく犠牲となったベガリオンのウェポン・コンテナとツイン・テスラ・ドライブを移植され、「ASアレグリアス」として生まれ変わります。その際には、ヴィレッタから提供された未開発のヒュッケバインMk-III用の「サーバント」という無人子機の設計思想が加えられるなど、革新的な改造が施されています。

アレグリアスは、ソレアレスに比べてダッシュ力が向上し、サーバントを利用して敵の視覚を混乱させる戦術を取ることができます。この結果、ソレアレスよりも高い戦闘能力を持つ機体として仕上がっています。名付け親はエルマで、こちらもフラメンコの曲名からインスピレーションを受けています。

基本的なシルエットはソレアレスを踏襲しながらも、肩部に二つずつの実体刃を装備し、機体各所には追加のカメラアイが設置されています。こうした改良により、アサルト・スカウターは戦況に応じた多様な戦闘スタイルを展開することが可能となっています。これらの機体は、特に作戦に応じた高度な戦術と、戦闘力の強化が求められる現代の戦闘環境において、重要な役割を果たすことでしょう。

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