アサンプション国際小学校・中学校・高等学校

概要

アサンプション国際小学校・中学校・高等学校は、大阪府箕面市に位置する私立の一貫教育校です。1839年、フランス・パリで設立された聖母被昇天修道会が母体となり、カトリックの精神に基づいた教育を行っています。北摂地区唯一のカトリックミッションスクールとして、国内外に姉妹校を持つグローバルなネットワークを活かした教育プログラムが特徴です。

小学校から高校までの12年間、少人数教育体制で生徒一人ひとりに寄り添った教育を実施しています。ただし、内部進学は強制ではなく、希望に応じて外部の中学校や高等学校への進学も可能です。

教育課程は、イングリッシュコースとアカデミックコースの2コースから選択できます。イングリッシュコースは、小学校1年生から英語イマージョン教育を導入し、国語などを除くほとんどの授業を英語で行います。また、両コースとも高校1年生でフランス語を必修科目として学び、2・3年生では選択授業としてさらにフランス語を深めることができます。さらに、高校2年生からは理系に特化したサイエンスコースへの進学も可能です。

2017年度には共学化され、校名も変更されました。それ以前は63年間、女子校として12年または14年一貫教育を行ってきましたが、海外の姉妹校の多くが男女共学であることを受け、時代の変化に対応した形での変更となりました。

歴史

1839年、聖マリ・ウージェニーによってフランス・パリで聖母被昇天修道会が設立されました。その後、1952年に5人のシスターが来日し、1953年には箕面市如意谷に修道院を開設、学校法人被昇天学園を設立しました。1954年に小学校が開校し、その後、1960年には中学校、1963年には高等学校が開校しました。長年にわたる歴史の中で、カトリックの精神に基づいた教育を地道に続け、多くの卒業生を社会に送り出してきました。2017年には創立者聖マリ・ウージェニーの生誕200周年を迎え、共学化と同時に校名を変更、イマージョン教育や21世紀型教育を導入するなど、時代のニーズに応じた改革を行いました。

施設・設備

箕面山の麓の高台に位置するキャンパスからは、大阪市街を一望できる素晴らしいロケーションです。8万冊以上の蔵書を有する図書館は、宗教、文学、芸術分野を中心に豊富な資料を揃えています。また、関西学院大学とは協定校として連携しており、高校からの推薦入学枠も用意されています。

クラブ活動

放送部は、20年以上連続でNHK杯全国高校放送コンテスト全国大会に大阪府代表として出場するなど、活発な活動を行っています。

著名な出身者

本校には、音楽、芸術、スポーツ、芸能など、様々な分野で活躍する著名な卒業生が多くいます。ヴァイオリニストの大谷玲子さん、バレリーナの青山季可さん、オリンピック代表選手である廣田遥さん、吉田胡桃さん、女優の水原ゆう紀さん、アナウンサーの進藤晶子さんなど、多くの卒業生がそれぞれの分野で成功を収めています。

アクセス

阪急箕面線箕面駅から約1km、阪急バスも利用可能です。また、スクールバスも運行されています。

系列校

アサンプション国際幼稚園

本校は、カトリックの精神に基づいた教育、国際交流への積極的な取り組み、そして少人数制によるきめ細やかな指導を通じて、生徒たちの成長をサポートしています。将来、国際社会で活躍できる人材育成を目指し、教育活動を展開しています。

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