アサン・バザイェフ

アサン・バザイェフ（Асан Базаев、1981年2月22日生まれ）は、カザフスタンのアルマトイ出身の自転車競技、主にロードレースの選手です。

経歴

2004年、バザイェフはカペックチームと契約を結び、プロとしてのキャリアをスタートさせました。この年、彼はアジア自転車競技選手権大会（四日市）の個人タイムトライアル（ITT）で見事優勝を果たし、その才能を早くも開花させました。

2006年、彼はリベルティ・セグロス＝ヴュルトに移籍し、更なる飛躍を目指します。この年、ドイツ・ツアーで区間1勝を挙げ、その実力をヨーロッパの舞台でも証明しました。また、ブエルタ・ア・エスパーニャに初出場し、総合98位で完走を果たしました。

2007年は、バザイェフにとってチームの変動という大きな出来事がありました。前年に発覚したオペラシオン・プエルトの影響により、所属していたリベルティ・セグロス＝ヴュルトが解散。その後、チームを引き継ぐ形で設立されたアスタナへ移籍しました。この年、ジロ・デ・イタリアに初出場し、ブエルタ同様に総合98位で完走しています。

2008年には、カザフスタン選手権・個人ロードレースで優勝し、国内チャンピオンの座を獲得しました。また、ツアー・オブ・ターキーではポイント賞を獲得し、スプリント能力の高さを示しました。

2010年、ロードレース世界選手権・個人ロードレースでは8位入賞という好成績を収めました。世界の強豪が集うレースでのトップ10入りは、彼のキャリアにおけるハイライトの一つと言えるでしょう。

2012年にも、カザフスタン選手権・個人ロードレースで優勝し、再び国内チャンピオンの座に輝きました。同年のロードレース世界選手権・個人ロードレースでは18位という結果でした。

アサン・バザイェフは、カザフスタンを代表する自転車選手として、国内外のレースで活躍しました。特に、個人タイムトライアルやロードレースでの勝負強さ、そしてスプリント能力の高さが彼の持ち味でした。彼の活躍は、カザフスタンの自転車競技界に大きな影響を与え、次世代の育成にも貢献しました。

主な戦績

2004年：アジア自転車競技選手権大会・個人タイムトライアル 優勝
2006年：ドイツ・ツアー 区間1勝
2008年：カザフスタン選手権・個人ロードレース 優勝、ツアー・オブ・ターキー ポイント賞
2010年：ロードレース世界選手権・個人ロードレース 8位
* 2012年：カザフスタン選手権・個人ロードレース 優勝

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