アシスト (スポーツ)

アシスト (Assist) とは

アシストとは、サッカーやアイスホッケーといったスポーツにおいて、得点に直接結びつくプレーを支援した選手に記録される項目です。得点者がゴールを決める前に、パスやその他のプレーで決定的な貢献をした選手に与えられます。日本語では「補点」と表記されることもあります。

サッカーにおけるアシスト

サッカーでは、アシストは得点に繋がる最後のパスを供給した選手に記録されることが一般的です。しかし、アシストの定義は厳密ではなく、リーグや大会によって解釈が異なる場合があります。例えば、相手ディフェンダーをかわして得点に繋がるパスを出した場合や、ゴールキーパーが弾いたボールを詰めて得点した場合など、アシストの判断が分かれるケースも存在します。

日本では、かつて社会人リーグや大学・高校の主要大会でアシストの表彰が行われていましたが、Jリーグ発足後は公式記録としての表彰は行われなくなりました。しかし、サッカー専門のメディアや番組では、独自にアシストランキングを集計・公表しています。これらのランキングは公式記録ではないため、媒体によって集計方法や順位が異なる場合があります。

アイスホッケーにおけるアシスト

アイスホッケーでは、サッカーと同様に得点に貢献した選手にアシストが記録されます。アイスホッケーの特徴として、1つのゴールに対して最大2人までアシストが記録される場合があります。例えば、A選手が出したパスをB選手がシュートし、ゴールキーパーが弾いたところをC選手が押し込んで得点した場合、A選手とB選手の両方にアシストが記録されます。

スコアボードには2人分のアシスト表示欄が用意されており、2人にアシストが付いた場合は、場内放送で2人目の選手は「ダブルアシスト」として紹介されることがあります。しかし、記録上はどちらも同じアシストとして扱われます。

その他のスポーツにおけるアシスト

野球における補殺は、英語では「assist」と呼ばれますが、日本ではアシストという言葉が使われることは一般的ではありません。

自転車ロードレースにおけるアシストは、チームのエースを勝利に導くためにサポートする役割の選手を指します。アシスト選手は、エースのために風除けになったり、ボトルや補給食を運んだり、時には自らの勝利の機会を犠牲にしてエースを援護します。

関連用語

* アシスト (バスケットボール))

アシストは、スポーツにおけるチームプレーの重要な要素であり、得点者の功績を支える選手の貢献を評価する上で欠かせない記録項目です。

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