アジャリス

アジャリス（Allariz）

アジャリスは、スペイン・ガリシア州オウレンセ県に位置するムニシピオ（基礎自治体）です。コマルカ・デ・アジャリス＝マセーダに属し、豊かな自然と歴史的な魅力を持つ地域として知られています。

地理

アジャリスはオウレンセ県の中部に位置し、面積は約86平方キロメートルです。87の集落が点在し、16の教区に分かれています。自治体内にはペナマ山（海抜927m）がそびえ立ち、アルノヤ川が東から西へと流れています。

周辺の自治体としては、北にタボアデーラ、南にライリス・デ・ベイガとビラール・デ・サントス、東にパデルネ・デ・アジャリス、シュンケイラ・デ・アンビーアとサンディアス、西にア・メルカとア・ボーラが隣接しています。自治体の中心地区は、サンティアーゴ・デ・アジャリス教区のアジャリス地区です。

気候は内陸性の特徴を持つ大西洋岸気候で、谷によって変化が見られます。アルノヤ川とリミア川流域には、「ベイガ」（草本植物と低木の植生）、「トゥサ」（草地または耕地のモザイク）、「セベ」（ヨーロッパナラとピレネーオーク）という3つの生態系が存在し、2006年にユネスコの生物圏保護区に指定されました。

主要な交通手段としては、マドリードとサンティアゴ・デ・コンポステーラを結ぶ国道525号線（N-525）と、ベナベンテとビーゴを結ぶ高速道路52号線（A-52）が自治体内を横断しています。

人口

2013年の人口は6,056人で、住民は16の教区の86の地区に居住しています。ガリシア語話者の割合は高く、2001年の調査では96.12%を占めています。

政治

現在の自治体首長は、2011年の自治体選挙で絶対多数を獲得したガリシア民族主義ブロック（BNG）のフランシスコ・ガルシーア・スアレス氏です。自治体政府委員会はガリシア民族主義ブロックの9人の評議員で構成されています。自治体評議員数は13で、内訳はガリシア民族主義ブロックが9、ガリシア国民党（PPdeG）が4です（2011年5月22日時点）。

歴史

アジャリスの起源は、アルノイア川のほとりにあったカストロに遡ります。6世紀にはAliaricoという騎士がこの地に定住し、「Villa Aliarici（アリアリコの村）」と名付けたと伝えられています。11世紀にはガリシア・レオン王政の支配下に入り、アフォンソ6世によって城塞と城壁の建設が命じられました。

名所・史跡

サンタ・クラーラ修道院：1268年にカスティーリャ王アルフォンソ10世の妃ビオランテによって創設されました。

教区

アジャリスは以下の16の教区に分かれています。サンティアーゴ・デ・アジャリスが自治体中心地区です。

出身著名人

アンショ・キンターナ：政治家。ガリシア州副首相、ガリシア民族主義ブロック代表、アジャリス首長を務めました。

外部リンク

* アジャリス公式サイト

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