アスコット (企業)

株式会社アスコットの概要と沿革

株式会社アスコットは、1999年に設立されたマンションデベロッパーであり、現在は不動産サービスの提供において、グローバル・スタンダードなライフスタイルに適応した取り組みを行っています。親会社には、中国の平安保険グループやSBIホールディングスが存在し、アスコットは100%出資子会社として、株式会社アスコット・アセット・コンサルティングと株式会社シフトライフを持っています。

東京都を中心に、マンションやオフィスの開発に加え、地方主要都市の物流施設開発、さらには海外投資家との共同事業など、多岐にわたる不動産関連の事業を展開しています。特に九州エリアでは、子会社のシフトライフ経由で、主に郊外の分譲マンション開発を行っています。

沿革

アスコットの歩みは1999年4月に設立されるところから始まります。2008年にはジャスダックに上場し、企業としての地位を確立しました。2009年には澤田ホールディングスの関連会社となり、2010年にはその連結子会社に位置付けられました。2016年、アスコットは中国平安保険傘下の平安ジャパン・インベストメントが筆頭株主になり、その後、2017年には森燁有限公司の子会社として事業を展開。2020年にはSBIホールディングスを引受先とした増資を行い、連結子会社化しました。

2021年は、あらたに不動産ファンド事業本部、不動産投資事業本部、国際事業本部の3本部を立ち上げ、多様なビジネスモデルを実現しています。また、同年には、ASTILE 新宿Ⅰ・Ⅱなどのプロジェクトでグッドデザイン賞を受賞し、そのデザイン性でも高い評価を受けています。2022年には、引き続きいくつかのプロジェクトがグッドデザイン賞を受賞し、確固たるブランド力を持つことを示しています。

ブランドと受賞歴

アスコットが展開するブランドには、分譲マンションの「ASCOT PARK」、小規模分譲マンションの「KOHAKU」、賃貸マンションの「FARE」や「ASTILE」、物流施設の「Ascot Prime Logistics」などがあります。これらのブランドは、それぞれ異なるニーズに応え、ライフスタイルに合わせた住環境を提供しています。
また、アスコットはデザイン面でも注目されており、2007年には賃貸マンション「STYIM」がグッドデザイン賞金賞を受賞、その後も多くのプロジェクトが賞を受けています。特に、近年の受賞歴には賃貸マンション「FARE」シリーズや「ASTILE」シリーズが数多く含まれており、このことがアスコットの設計理念と品質の高さを物語っています。

主要取引銀行

アスコットは、事業運営にあたり、多様な金融機関との取引を行っています。主に、三井住友銀行、三菱UFJ銀行、みずほ銀行、関西みらい銀行などが主要取引銀行として挙げられ、それ以外にも多くの地方銀行と提携し、資金調達や事業展開においてのサポートを受けています。

アスコットはこれからも、若年層やファミリー層のライフスタイルに合わせた質の高い住環境を追求し、国内外での不動産事業を更に進展させていくことでしょう。

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