アスタくにづか

アスタくにづか：震災復興が育んだ、商業と生活が調和する街

神戸市長田区に位置するアスタくにづかは、阪神・淡路大震災からの復興事業として整備された、住商一体型の再開発地区です。その名称は「明日(あした)」と「town」を組み合わせた造語「アスタ」と、地区内に含まれる久保町、二葉町、腕塚町の地名を組み合わせたものです。国道2号線以南に広がる6つのビル群から構成され、ショッピングやエンターテインメント、そして住居空間が調和した、活気あふれる街並みを形成しています。

各ビル群の特徴

アスタくにづかを構成する6つのビルは、それぞれ個性豊かな施設を擁しています。

アスタくにづか1番館・2番館: これらはアスタくにづかの初期の開発として建設されました。1番館はかつて神戸デパートがあった跡地で、北棟には神戸市営久二塚東住宅、南棟には商業施設が入居しています。2番館は旧神戸女子商業高等学校（現・神戸星城高等学校）と付属昭和幼稚園の跡地に建設され、北棟に神戸市営久二塚西住宅、南棟にはアスタ新長田タワーズコート2番館サウススクエアがあります。

アスタくにづか3番館: 2021年末に閉店したダイエーグルメシティ新長田店跡地には、2022年5月17日にロピア新長田店がオープンしました。また、ケーズデンキ新長田店もこのビルに入居しています。住宅部分はアスタ新長田タワーズコート3番館スカイマークタワーです。

アスタくにづか4番館: NPO法人運営のArtTheater dB Kobeがここにあります。演劇公演やテレビ番組収録など幅広く利用されています。地域の文化活動の拠点として重要な役割を担っています。

アスタくにづか5番館: 多彩な飲食店が集まる飲食店街です。住宅部分は神戸市営フレール・アスタ二葉住宅です。

* アスタくにづか6番館: 北棟にはアスタ新長田タワーズコート6番館ノーススクエア、東棟にはアスタ新長田タワーズコート6番館アリビオがあり、多くの住宅を提供しています。

歴史とアクセス

アスタくにづかの開発は1996年10月31日に神戸市の事業計画決定を皮切りに始まり、1999年11月21日には1番館と2番館がオープンしました。現在も発展を続け、地域の生活に密着した施設として親しまれています。

交通アクセスは神戸市営地下鉄海岸線駒ヶ林駅から徒歩3分と非常に便利です。

アスタくにづかを取り巻く環境

アスタくにづかは、神戸アニメストリートや若松公園といった近隣の施設と連携し、地域全体の活性化に貢献しています。また、KOBEぽっぷカルチャーフェスティバルなどのイベント会場としても利用され、地域住民や観光客に賑わいをもたらしています。

まとめ

アスタくにづかは、単なる再開発地区ではなく、商業と住宅が融合した、活力に満ちた街です。震災からの復興のシンボルとして、そして地域住民の生活の拠点として、今後も発展を続けていくことでしょう。その魅力は、買い物や食事、エンターテインメント、そして住まいという、生活の様々な側面を満たせる点にあります。神戸を訪れた際は、ぜひ足を運んでみてください。

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