アセンブラージュ

アセンブラージュ株式会社：アダルトゲーム制作から音声収録スタジオへ

アセンブラージュ株式会社は、東京都渋谷区に本社を置くアダルトゲーム制作会社として知られています。1990年代後半から2000年代にかけて、複数のブランドを擁し、多様な作品を世に送り出してきました。

歴史

設立当初は東京本社を中心に活動していましたが、1998年頃からは東京と大阪に開発室を設け、それぞれが独自のブランドで作品を制作していました。2005年に開発室を統合し、以降は純愛系の「INDIGO」と陵辱系の「CARMINE」の2つのブランドを軸に展開。しかし、活動を停止したブランドの作品は「EX12」に移管され、ダウンロード販売という形で提供されています。現在はアダルトゲーム制作からは撤退し、音声収録スタジオを経営しています。

主なブランドと作品

設立時（1995年〜1999年）

ぷち: 『Memories 〜白い夜空に舞う天使〜』(1995年)、『The BEAST BREEDERS』(1996年)、『とらぶるあうとさいだ〜ず』(1996年)など
まぺっとぼっくす: 『まぺっとぼっくす』(1996年)
VIOLATE: 『黒い衝動』(1997年)
KINGDOM: 『めでぃかるFellows』(1998年)
Curecube: 『アルバムの中の微笑み』(1999年)
ぷちX: 『アウトライン』(1999年)

東京開発室（1998年〜2005年）

Euphony Production: 『はぷにんぐJOURNEY』(1998年)、『My Friends』(1999年)、『悲愛 -ヒアイ-』(2000年)など
deeper: 『十二人の女教師』(2003年)、『でもんずげーと』(2003年)、『Under Ground 〜地下牢で泣く小羊たち〜』(2004年)など

大阪開発室（1998年〜2005年）

Ather: 『Campus 〜桜の舞う中で〜』(1999年)、『好きだよっ!』(2000年)、『Campus NewEdition』(2001年)
たっちー: (たっちーを参照)

ブランド整理後（2005年〜）

INDIGO: 純愛系。『ふ・た・ば』(2005年)など
CARMINE: 陵辱系。たっちー、deeperの後継ブランド。『LUST SCRIPTER 〜妄想の具現者〜』(2005年)、『NOISE -ノイズ-』(2005年)など

関連団体：EX12（EXTWELVE）

アセンブラージュの活動停止ブランドの作品を取り扱うダウンロード販売サイト。『女教師DUO 恥辱の放課後』(2006年)、『雛鳥の堕ちる音』(2006年)など、アダルトゲームを販売。

主なスタッフ

原画: 桜島サロマ子、神崎直哉
シナリオ: チャック雅（現『株式会社スクルズ』代表）、まこっちゃ
* 代表: くるがみ龍

こぼれ話

かつて「港の丘.net」というインターネットラジオ番組が配信されており、榊原ゆい氏らがパーソナリティを務めていました。また、Atherブランドで原画を手がけたきみづか葵氏は、同ブランドでシナリオを手がけた御子石大郁氏（当時の名義は御子石勇太）とのコンビで、現在も様々なブランドでゲームを制作しています。

アセンブラージュは、アダルトゲーム業界において、独自のブランド戦略と多様な作品群で存在感を示した企業です。現在は音声収録スタジオとして新たな道を歩んでいますが、過去の作品は今もなお多くのファンに愛され続けています。

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