アゼルバイジャンオリンピック委員会

アゼルバイジャンオリンピック委員会（AZMOC）は、アゼルバイジャンにおけるオリンピック運動を統括する組織です。1992年に五輪憲章と国内法に準拠して設立された非政府組織であり、1993年に国際オリンピック委員会（IOC）の承認を受けました。

組織の概要

アゼルバイジャンオリンピック委員会は、アゼルバイジャンが独立国家としてオリンピックに初めて参加した1996年以降、すべてのオリンピック大会に代表選手を派遣しています。1952年から1988年までは、アゼルバイジャンのアスリートはソビエト連邦チームの一員としてオリンピックに出場していました。ソ連崩壊後の1992年には、バルト三国を除く旧ソビエト連邦構成国で構成されたEUN（Unified Team）の一員として参加しました。

夏季オリンピックでは、レスリング（グレコローマンスタイル）、射撃、ボクシング、柔道などでメダルを獲得しており、その総数は16個に上ります。しかし、冬季オリンピックではまだメダルを獲得していません。

ヨーロッパオリンピック委員会第27回総会では、アゼルバイジャンオリンピック委員会副会長のチンギス・ヒュセインザーデ氏がオリンピック準備委員会のメンバーに、事務局長のアガヤン・アビイェフ氏が技術委員に選出されています。

組織の目標

アゼルバイジャンオリンピック委員会は、五輪憲章に基づき、アゼルバイジャンにおけるオリンピック運動を保護し、発展させることを目標としています。これには、オリンピック精神の普及、競技力の向上、スポーツを通じた国際交流の促進などが含まれます。

役員構成

現在、アゼルバイジャンオリンピック委員会の役員は以下の通りです。

会長：イルハム・アリエフ（アゼルバイジャン大統領が兼務）
副会長：アブルファス・ガライェフ
副会長：チンギス・ヒュセインザーデ
副会長：ハザル・イサイェフ
事務局長：アガヤン・アビイェフ

組織体制

アゼルバイジャンオリンピック委員会は、総会、執行委員会、会長によって構成されています。

総会：133人のメンバーで構成され、最高意思決定機関としての役割を担います。
執行委員会：17人のメンバーで構成され、日常的な運営を担当します。
会長：委員会全体の代表であり、組織運営の責任者です。

アゼルバイジャンオリンピック委員会は、国内のスポーツ振興とオリンピック運動の推進に重要な役割を果たしています。今後の活躍が期待される組織です。

もう一度検索