アダム・シンバー

アダム・シンバー：異色のアンダースロー右腕

アダム・クリスチャン・シンバー（Adam Christian Cimber）は、1990年8月15日生まれ、アメリカ合衆国オレゴン州ポートランド出身のプロ野球選手です。ロサンゼルス・エンゼルスに所属する彼は、独特なアンダースローの投球フォームから繰り出されるシンカーを武器に、MLBでリリーフ投手として活躍しています。

プロ入りからメジャーデビューまで

2013年のMLBドラフトでサンディエゴ・パドレスから9巡目（全体268位）で指名され、プロの道を歩み始めます。傘下のマイナーリーグで着実にステップアップし、A-級ユージーン・エメラルズでのデビュー後、A+級レイクエルシノア・ストーム、AA級サンアントニオ・ミッションズ、AAA級エル・パソ・チワワズと順調に昇格。2018年、招待選手としてメジャーのスプリングトレーニングに参加すると、その実力が認められ、開幕25人枠入りを果たし、メジャーデビューを飾りました。

インディアンス、マーリンズ、そしてブルージェイズへ

2018年シーズン途中にクリーブランド・インディアンスへトレード移籍。その後、2020年にはマイアミ・マーリンズへ、そして2021年にはトロント・ブルージェイズへとチームを移籍します。ブルージェイズでは、移籍後39試合に登板し、防御率1.69という素晴らしい成績を収め、ブルペンを支える重要な存在となりました。2022年には、リーグ最多となる77試合に登板し、防御率2.80、リリーフながら10勝を挙げる活躍を見せました。しかし、2023年シーズンは不調に苦しみ、右肩の故障も重なり、シーズンを終えることとなりました。オフにはノンテンダーFAとなっています。

エンゼルスでの再起

2023年12月、アダム・シンバーはロサンゼルス・エンゼルスと単年契約を結び、新たなスタートを切ることになりました。再び輝きを取り戻し、エンゼルスのブルペンに貢献することが期待されます。

投球スタイル

アダム・シンバーの最大の武器は、14歳の時から磨き上げてきたというアンダースローの投球フォームです。最速90.2mph（約145.2km/h）のシンカーを主体に、フォーシーム、スライダーを織り交ぜ、打者を打ち取ります。独特のフォームから繰り出されるボールは、相手打者にとって非常に打ちにくいものとなっています。

年度別成績（2024年度シーズン終了時）

(ここに年度別投手成績と年度別守備成績の表が入ります。)

背番号

90（2018年 - ）

アダム・シンバーは、その異色の投球フォームと粘り強い投球で、これからもMLBの舞台で活躍を続けることでしょう。エンゼルスでの再起に期待がかかります。

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