アナベル・メディナ・ガリゲス

アナベル・メディナ・ガリゲスは、1982年7月31日スペイン・トレント生まれ。12歳からテニスを始め、1998年にプロへ転向しました。身長169cm、体重59kg、右利き。両手打ちのバックハンドを武器に、WTAツアーでシングルス11勝、ダブルス28勝を記録しました。

選手としてのキャリア

2001年、メディナ・ガリゲスはパレルモ大会でシングルス初優勝。しかし、2002年の全豪オープンで右膝の前十字靭帯を断裂し、一時戦線を離脱します。2004年に復帰すると、パレルモ大会で3連覇を達成。アテネ五輪にも出場しました。

2007年、ストラスブール大会でアメリ・モレスモを破り優勝。全仏オープンでは5年ぶりに4回戦に進出しました。

ダブルスでの成功

2007年からは、ビルヒニア・ルアノ・パスクアルとペアを組み、ダブルスで数々の好成績を挙げます。2008年全仏オープンでは、女子ダブルスで初優勝。同年北京五輪では、女子ダブルスで銀メダルを獲得しました。

2009年全仏オープンでも、ルアノ・パスクアルとのペアで女子ダブルス2連覇を達成。2011年には、エストリル大会とパレルモ大会でシングルス優勝を果たしました。

2014年にシングルスから引退し、ダブルスに専念。2018年全米オープンを最後に現役を引退しました。

指導者として

引退後は指導者としても活躍。2017年にはエレナ・オスタペンコのコーチに就任し、全仏オープン優勝に貢献。2018年からは、フェドカップスペイン代表の監督を務めています。

プレースタイル

メディナ・ガリゲスのプレースタイルは、粘り強いストロークと正確なショットが特徴です。特に、両手打ちのバックハンドから繰り出されるダウン・ザ・ラインは、彼女の最大の武器でした。

主な戦績

全仏オープン女子ダブルス 優勝（2008年、2009年）
北京五輪女子ダブルス 銀メダル（2008年）
WTAツアー シングルス 11勝
WTAツアー ダブルス 28勝

アナベル・メディナ・ガリゲスは、選手としてだけでなく、指導者としてもテニス界に貢献している人物です。

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