アナポリス (原子力潜水艦)

アナポリス (USS Annapolis, SSN-760)

アナポリスは、アメリカ海軍に属するロサンゼルス級の原子力潜水艦で、艦番号は760です。この艦はメリーランド州アナポリスに位置するアメリカ海軍兵学校にちなんで名付けられました。アナポリスの艦名を持つ艦は、今回の艦を含めて4隻目となります。これまでの艦名は、過去に護衛空母ギルバート・アイランズが通信中継艦に改造された際に名変更されたことがあります。

建造と就役

アナポリスの建造は1986年3月21日にコネチカット州グロトンにあるジェネラル・ダイナミクス・エレクトリック・ボート社に発注され、1988年6月15日に起工しました。その後、1991年5月18日にミャーナ・F・コーダラー夫人により命名、進水する運びとなりました。最終的に、1992年4月11日にリチャード・サーヴィングハウス艦長の指揮の下、正式に就役しました。

循環する艦歴

アナポリスはその後、数回のメンテナンスや訓練を経て、様々な任務を遂行してきました。2003年4月23日には、ポーツマス海軍造船所にてメンテナンスを受けることになりました。この艦の特筆すべき活動の一つは、2009年にアメリカ海軍の南極潜水艦研究所とワシントン大学による南極の特殊な環境下での耐久訓練に参加したことです。この訓練では、他の原子力潜水艦であるヘレナと共に、厳しい環境条件での運行能力を試されました。

国際的な活動

アナポリスは2019年4月5日に日本の横須賀港に初めて入港し、その後も活動が目立つようになりました。特に2020年12月11日にも再度横須賀港に入港しており、この地域でのプレゼンスを強化しています。さらに、2022年3月28日にはグアム海軍基地に入港し、母港を同基地に移転しました。

2022年9月30日には、日本海でアメリカ、日本、韓国による共同訓練に参加したことが公表されています。このように、アナポリスは国際的な協力や共同訓練に積極的に関与しており、海洋の安全保障に貢献しています。

まとめ

アナポリスは、アメリカ海軍の重要な戦力として、国内外での活動を通じて潜水艦の運用技術や国際的な連携を強化しています。今後もその任務を通じて世界の海洋安全に寄与することが期待されています。

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