アニス・ルニフィ

アニス・ルニフィ（Anis Lounifi、1978年1月7日 - ）は、チュニジア出身の柔道選手です。主に60kg級と66kg級で活躍しました。身長は168cm。現在はチュニジアナショナルチームのコーチを務め、母国の柔道界を支えています。

2000年のアフリカ選手権60kg級では見事優勝を果たしましたが、シドニーオリンピックでは66kg級に出場し、2回戦で中村行成選手に敗れました。

2001年の世界選手権60kg級では、準決勝で徳野和彦選手に裏投で一本勝ち。決勝ではベルギーのセドリック・タイマンス選手に警告による優勢勝ちを収め、アフリカ勢として初の快挙となる世界チャンピオンに輝きました。この勝利はチュニジア国内で大きな話題となり、ルニフィは国民的英雄として称えられました。

2003年の世界選手権では、3回戦で野村忠宏選手と対戦。ポイントで圧倒されながらも、終盤に崩袈裟固で逆転の一本勝ちを収めるという劇的な勝利を飾りました。しかし、準決勝では韓国の崔敏浩選手に敗れ、惜しくも2連覇はなりませんでした。それでも3位入賞を果たし、その実力を改めて世界に示しました。

2004年のアテネオリンピックにも出場しましたが、3回戦で敗退し、メダル獲得はなりませんでした。

ルニフィの主な戦績は以下の通りです。

1999年 - アフリカ競技大会　66kg級　2位
2000年 - アフリカ選手権　60kg級　優勝
2001年 - 世界選手権　60kg級　優勝
2001年 - 地中海競技大会　60kg級　優勝
2002年 - アフリカ選手権　66kg級　優勝
2003年 - 世界選手権　60kg級　3位
2004年 - アフリカ選手権　66kg級　3位
2005年 - アフリカ選手権　66kg級　3位

引退後はコーチとして、チュニジアの若い柔道家たちの育成に尽力しています。彼の指導を受けた選手たちが国際舞台で活躍する姿は、ルニフィにとって大きな喜びであり、彼の情熱は次世代へと受け継がれています。

アニス・ルニフィ - JudoInside.com のプロフィール（英語）

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