アニメ店長B'店長候補生

アニメ店長B'店長候補生

『アニメ店長B'店長候補生』は、島本和彦原作の『アニメ店長』から生まれたスピンオフ作品。漫画版は、コミックZERO-SUM（一迅社）にて2003年から2007年まで連載されました。キャラクターデザインはねぎしきょうこ、漫画は真崎はるかが担当。

概要

本作は、『アニメ店長』の世界観を共有しつつも、独立したストーリーが展開されます。しかし、兄沢命斗がゲスト出演したり、店長候補生たちが『アニメ店長』本編に登場したりと、クロスオーバーも行われました。時には、『アニメ店長』のキャラクターたちを巻き込んだ壮大な展開も。

2007年に連載は終了しましたが、『アニメ店長』のキャラクターと共にラジオ番組が組まれたり、イベントに参加するなど、作品の設定は生き続けています。その後、『アニメイト・コンシェルジュ』というアニメイトを描いた作品も企画されましたが、こちらは『アニメ店長』や『店長候補生』との世界観の繋がりは明記されていません。

登場人物

アニメイト寿銀座通り店関係者

金原紫（きんばらゆかり）
アニメイト寿銀座通り店の店長。アニメに対する情熱は薄いものの、経営手腕は抜群。勤務態度はいい加減ですが、実力で帳尻を合わせます。地方の小規模店ながら、都市圏中規模店以上の売り上げを誇るほど。本社からの指示で「店長プロジェクト」を一任され、店長候補生たちをまとめようとしますが、その出来の悪さに頭を抱えることもしばしば。武器は釘バット。

店長候補生

金原紫に選ばれた4人の主人公たち。新渡戸和以外の3人は、強制的に集められました。

福沢一太（ふくざわいった）
リストバンドを愛用する、可愛い女の子好きな候補生。ひょんなことから店長候補生に。アニメ知識は皆無に等しいですが、熱血漢で、店長プロジェクトには積極的に取り組みます。しかし、ドジで記憶力も悪く、要領が悪いため、足を引っ張ることも。ふられた数は30を超える。
新渡戸和（にとべなごむ）
柔和な見た目とは裏腹に腹黒い面を持つ高校生。ある理由から自らアニメイトで働くことを決意。面倒なことが嫌いで、人を使うのが上手く、ちゃっかりした一面も。裁縫が得意で、過去に何らかの伝説を残したことがある。
岩倉シロ（いわくらしろ）
外見は怖そうですが、優しい性格の持ち主。中学時代は「二中の岩倉」として知られるほどの腕っぷし。高校では真面目にやろうとバイトを探していたところを、金原店長にスカウトされました。口数は少ないですが、真面目で客への気遣いもできるため、接客業に向いています。歌が非常に上手く、大手芸能プロからスカウトされたことも。一部のキャラクターからは「クロ」と呼ばれています。
* 夏目修三郎（なつめしゅうざぶろう）
インテリ系で自信過剰な自称エリート。しかし、詰めが甘く、不幸な目に遭うことも。帰宅途中、金原紫に襲われ、アニメイトへ連れて行かれました。当初は乗り気ではありませんでしたが、アニメショップだと知り、やる気を出すことに。学校では風紀委員を務めており、後輩からの信頼も厚いです。

その他

覆面（フクメン）やカズヤ、ナミ、環など、個性的なキャラクターたちが多数登場し、物語を彩ります。

劇中劇

作中には、『アニメ店長』や『天使ちゃん』シリーズ、『金物屋銀次』、『ラン☆ダム』シリーズなど、様々な劇中劇が登場します。

ラジオ、CD

ラジオ番組やドラマCD、音楽CDなども発売され、多角的に展開されました。

『アニメ店長B'店長候補生』は、アニメイトを舞台にした、熱い青春グラフィティです。

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