アニョージネ

アニョージネ

アニョージネ（イタリア語: Agnosine）は、南ヨーロッパに位置するイタリア共和国北部の自治体であり、ロンバルディア州ブレシア県に属する基礎自治体（コムーネ）の一つです。この地域にはおよそ1,600人ほどの住民が暮らしており、ブレシア県の中央部に位置しています。

名称

公式名称はアニョージネですが、ブレシア県内で日常的に話される方言では「Gnusen」として知られています。

地理

アニョージネはロンバルディア州ブレシア県の中部に位置しており、地理的な座標としてはブレシア県都であるブレシア市から北東におよそ16キロメートル離れた場所にあります。また、ロンバルディア州の州都であり、イタリア有数の大都市であるミラノ市からは東北東へ約93キロメートルの距離に位置しています。この場所は、県都からのアクセス性を持ちつつも、自然豊かな環境にあることが特徴です。

隣接するコムーネ

アニョージネは、以下の基礎自治体と境界線を共有しています。これらの自治体もまた、ブレシア県の中部地域に位置しており、アニョージネを含む広範な地域を形成しています。

ビオーネ (Bione)
カイーノ (Caino)
ルメッツァーネ (Lumezzane)
オードロ (Odolo)
プレゼーリエ (Preseglie)
ヴァッリオ・テルメ (Vallio Terme)

行政

アニョージネというコムーネは、単一の中心的な集落だけでなく、いくつかの小規模な集落や地区から構成されています。これらの地区は分離集落（フラツィオーネ）と呼ばれ、それぞれがアニョージネを構成する重要な要素です。公式に認定されている分離集落には以下が含まれます。

Binzago
Casale
Renzana
San Lino
Sant'Andrea
Trebbio

また、アニョージネは広域的な行政組織である山岳部共同体（Comunità montana）の一員でもあります。具体的には、「ヴァッレ・サッビア山岳部共同体」（イタリア語: Comunità montana della Valle Sabbia）を構成する自治体の一つとして活動しています。この共同体は、ブレシア県のヴァッレ・サッビア地域、すなわちサッビア渓谷とその周辺の山間部に位置する複数のコムーネが集まって組織されており、地域の振興や共通の課題への取り組みを行っています。ヴァッレ・サッビア山岳部共同体の事務所は、隣接するコムーネの一つであるヴェストーネ（ Vestone）に置かれています。

その他の情報

イタリア国内では、地震発生のリスクに応じて地域が分類されています。アニョージネは、イタリアの地震リスク階級において「2」に分類されている地域です。この分類は、この地域が中程度の地震リスクを有していることを示唆しています。

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