アニヴェルセル 東京ベイ

アニヴェルセル東京ベイは、東京都江東区有明に位置していた、結婚式場とショッピングモールを融合させた複合施設です。2002年4月27日、「パルティーレ東京ベイ ウエディングビレッジ＆スクエア」として開業し、2011年1月に現在の名称に変更されました。2021年9月5日、閉館しました。

この施設は、“ウェディングビレッジ”と“スクエア”の2つのエリアで構成されていました。ウェディングビレッジでは、フランス館、イタリア館、イギリス館と名付けられた、庭付きの一軒家を貸し切って挙式を行うハウスウェディングが人気でした。お台場唯一のチャペルもここにありました。

一方、スクエアエリアは、結婚を予定していない人々も楽しめる空間でした。ヨーロッパ風の街並みが広がり、凱旋門を模したエントランスが印象的でした。ウェディングドレスのサロンやカフェなどが立ち並び、ロマンチックな雰囲気を醸し出していました。営業時間は、10時～20時（土日祝日は9時～20時）で、火曜日は定休日でした。ウエディングビレッジ来館者専用の駐車場も完備していました。

アニヴェルセル東京ベイは、暫定利用施設として運営されていたため、当初から閉館が予定されていました。2021年9月5日の閉館後、跡地は新たな開発がスタートしました。東京都による公募の結果、テレビ朝日が土地を取得し、多目的ホール、イベントスペース、テレビスタジオなどを備えた複合施設の建設が決定しました。この新施設は、2024年12月の事業開始を目指しています。

アクセスは、ゆりかもめ東京ビッグサイト駅から徒歩3分、りんかい線国際展示場駅から徒歩7分と非常に便利でした。周辺には、東京ベイコート倶楽部ホテル＆スパリゾート、ホテルトラスティ東京ベイサイド、シンボルプロムナード公園、東京臨海副都心、武蔵野大学有明キャンパスなどがあり、多くの観光客やビジネス客で賑わっていました。

アニヴェルセル東京ベイは、期間限定の施設ではありましたが、多くのカップルや来場者に素敵な思い出を提供しました。閉館は残念ではありましたが、跡地開発により、このエリアはさらに魅力的な場所へと進化していくことでしょう。 お台場という立地を活かし、結婚式場としての役割に加え、ショッピングモールとしての機能も充実させていたアニヴェルセル東京ベイは、地域社会に貢献した施設として記憶されるでしょう。 期間限定の施設ではありましたが、その存在は、お台場の発展の一端を担っていたと言えるでしょう。

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