アニー・リウ

アニー・リウ：台湾から香港へ羽ばたいた実力派女優

アニー・リウ（劉心悠、1981年4月1日生まれ）は、台湾の新北市永和区出身の女優兼広告モデルです。167cmの長身と洗練された美貌を持ち、香港映画界で活躍する人気女優として知られています。本名は劉凡平。

幼少期は両親と共にカナダのバンクーバーへ移住し、バンクーバーのEmily Carr Institute of Art and Designで製品設計を学んでいました。しかし、24歳の時、学業を中断して芸能界入りを決意。香港での活動を目指し、流暢な広東語を習得するなど、並々ならぬ努力を重ねました。

香港でのキャリアは2004年に始まりました。4,000名もの応募者の中から選ばれ、中華航空のテレビコマーシャルに出演。これが彼女の芸能界デビューのきっかけとなります。その後、数々の映画やテレビドラマに出演し、その演技力は高い評価を受けています。

特に2005年公開の香港映画『姐御〜ANEGO〜』での演技は高く評価され、2006年の香港電影金像奨新人俳優賞にノミネートされました。これは、香港映画界における彼女の才能を認められた証と言えるでしょう。

映画では、『姐御〜ANEGO〜』を始め、『BLACK NIGHT ブラックナイト「第一夜　隣人」』『出エジプト記』『大電影2.0両個傻瓜の荒唐事』『軍鶏 Shamo』『愛到底』『浮城』『盂蘭神功』『浮華宴』『無敵のドラゴン』など、多様なジャンルの作品に出演。コメディからシリアスな役柄まで、幅広い演技力を披露しています。

テレビドラマにおいても、彼女の活躍は目覚ましいものがあります。NHKと香港電台（RTHK）が共同制作した『幸福（しあわせ）のスープはいかが？』への出演は、日本での知名度向上にも大きく貢献しました。その他、『幸福の抉擇』『宮廷女官 若曦』『謀りの後宮』『土地公土地婆』『続・宮廷女官 若曦 〜輪廻の恋〜』『宮心計2深宮計』など、数多くの作品に出演し、視聴者から高い人気を博しています。

アニー・リウは、台湾での穏やかな幼少期、カナダでの教育、そして香港での華々しい女優人生という、ユニークな経歴を持っています。その経験が、彼女を多様な役柄を演じ分けられる、魅力的な女優へと成長させたのでしょう。今後も、彼女がどんな役柄に挑戦し、どんな演技を見せてくれるのか、目が離せません。

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