アバハニ・リミテッド・ダッカ

アバハニ・リミテッド・ダッカの概要

アバハニ・リミテッド・ダッカ（英語: Abahani Limited Dhaka、ベンガル語: ঢাকা আবাহনী লিমিটেড）は、バングラデシュの首都ダッカに位置する著名なプロスポーツクラブです。このクラブは、主にサッカーとクリケットを中心に活動しています。特にサッカーにおいては、バングラデシュ・プレミアリーグで6度の優勝を果たしており、その実績からも強豪クラブとしての地位を確立しています。

サッカー部門の沿革

アバハニ・リミテッドは1972年に設立され、最初はイクバル・スポーティング・クラブとして知られていました。このクラブの創設者は、バングラデシュ初代大統領ムジブル・ラーマンの長男、シェイク・カマルです。1974年にはダッカリーグで初めての優勝を達成し、その後は毎年モハメダンSCとの激しい競争を展開し、名実ともに優れたクラブとして認識されるようになりました。

2000年にダッカリーグがナショナルリーグに移行した後、2007年にはバングラデシュサッカー連盟が新たに設立したバングラデシュ・プレミアリーグの初年度に優勝を果たしました。さらに、2008-09、および2009-10シーズンにも連続して優勝し、3連覇を達成しました。その後、2012シーズンでは4度目の優勝を記録しました。その後は長い無冠の時期が続きましたが、2016年にバングラデシュ・フェデレーションカップで優勝し、無冠の時代に終止符を打ちました。この年のプレミアリーグでも無敗で制覇し、その強さを示しました。

主なタイトル

アバハニ・リミテッドは、数多くの国内大会で優勝を果たしています。以下は、その主なタイトルです。

• - バングラデシュ・プレミアリーグ: 6回（2007、2008-09、2009-10、2012、2016、2017-18）
• - ダッカリーグ: 11回（1974、1977、1981、1983、1984、1985、1989-90、1992、1994、1995、2001）
• - フェデレーションカップ: 11回（1982、1985、1986、1988、1997、1999、2000、2010、2016、2017、2018）

国際舞台での活動

アバハニ・リミテッドは、これまで国際大会にも積極的に参加してきました。アジアクラブ選手権、アジアカップウィナーズカップ、AFCプレジデンツカップ、AFCカップに出場していますが、これらの大会ではまだ優勝経験はありません。例えば、アジアカップウィナーズカップには1991-92および1997-98シーズンに出場し、1991-92シーズンは1回戦で敗退しました。

最近では、2019年のAFCカップ地区間プレーオフで準決勝進出を果たしており、今後の国際舞台での活躍が期待されています。

その他の情報

なお、アバハニ・リミテッドのサッカーチーム以外にも、クリケットチームでも知られています。また、同じくバングラデシュ・プレミアリーグに所属するチッタゴン・アバハニ・リミテッドも存在し、サッカー分野では別の強豪クラブとなっています。

アバハニ・リミテッド・ダッカは、その歴史、タイトル、国際的な挑戦を通じて、バングラデシュスポーツ界における重要な存在として誇り高く活動を続けています。

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