アベゴンド

アベゴンド（Abegondo）

アベゴンドは、スペイン北西部、ガリシア州のア・コルーニャ県に位置する自治体です。コマルカ・ダ・コルーニャに属し、豊かな自然と歴史的な建造物が調和した地域として知られています。

地理

ア・コルーニャ県の中北部に位置し、カンブレ、ベルゴンド、ベタンソス、オサ・ドス・リオス、セスーラス、メシーア、オルデス、カラルといった自治体と隣接しています。自治体の中心地区は、アベゴンド教区のサン・マルコ地区です。アベゴンドはベタンソス司法管轄区に属しています。

人口

2011年のガリシア統計局のデータによると、アベゴンドの人口は5,709人です。2010年は5,765人、2009年は5,798人と、ほぼ横ばいで推移しています。住民は19の教区、254の地区（集落）に分散して暮らしています。住民呼称は男女同形でabegondenseです。

言語

ガリシア語が広く話されており、自治体人口に占めるガリシア語話者の割合は97.05％（2001年）に達します。

政治

現在（2011年時点）の自治体首長は、ガリシア国民党（PPdeG）のホセ・アントーニオ・サンティーソ・ミラモンテスです。2011年5月22日の自治体選挙結果に基づくと、自治体評議員の構成は以下の通りです。

ガリシア国民党：6
AxA（Alternativa por Abegondo）：3
APA（Agrupación Progresista de Abegondo、アベゴンド進歩連合）:4
ガリシア民族主義ブロック（BNG）:2
ガリシア社会党（PSdeG-PSOE）：1

史跡・名所

アベゴンドには、歴史的な価値を持つ多くのパソ（pazo、館、お屋敷）が残されています。これらのパソは、地域の歴史と文化を物語る貴重な遺産です。

パソ・デ・プレート（Pazo de Preto）
パソ・デ・サン・ペドロ・デ・クレンデス（Pazo de San Pedro de Crendes） - 18世紀建造のバロック様式の建物
パソ・デ・フィゲローア（Pazo de Figueroa） - 15世紀建造。フィゲローア侯爵の居館
パソ・デ・マセンダ（Pazo de Macenda）
パソ・デ・オルト（Pazo de Orto） - ルネサンス様式の建物、17世紀建造。保存状態が良好
パソ・デ・パストリーサ（Pazo de Pastoriza）
パソ・ドス・キローガ（Pazo dos Quiroga） - サンティアゴ騎士団員ディエゴ・デ・キローガ・エ・レイモンデスによって建造
パソ・デ・ビラコーバ（Pazo de Vilacova） - エチェベリーア家の居館のひとつ
パソ・デ・フォルゴーソ（Pazo de Folgoso）

教区

アベゴンドは、以下の19の教区に分かれています。

アベゴンド（Abegondo）は、その豊かな自然と歴史的な遺産によって、訪れる人々を魅了する魅力的な自治体です。

外部リンク

* アベゴンド公式サイト

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