アポイ岳ジオパーク

アポイ岳ジオパークは、北海道様似町全域をテリトリーとするジオパークです。そのテーマは「地球深部からの贈りものがつなぐ大地と自然と人々の物語」をメインテーマとし、以下の3つのサブテーマで構成されています。

「かんらん岩から大地の変動を学び楽しむ」：アポイ岳ジオパークの地質的な特徴であるかんらん岩を通じて、地球のダイナミックな変動を学ぶことができます。
「アポイ岳の高山植物から自然環境を学び楽しむ」：アポイ岳に生育する貴重な高山植物を通して、自然環境の多様性や変化を学ぶことができます。
「歴史から自然と人間社会の共生を学び楽しむ」：地域に根付く歴史や文化を通じて、自然と人間社会がどのように関わり、共生してきたかを学ぶことができます。


沿革

アポイ岳ジオパークは、その地質学的、生態学的、文化的な価値が認められ、以下の経緯をたどって認定されてきました。

2008年12月8日 - 日本ジオパークとして認定。
2013年4月13日 - アポイ岳ジオパークビジターセンターが開館し、情報発信や教育活動の拠点となっています。
2015年9月19日 - 世界ジオパークとしてユネスコから認定。国際的な評価を得ました。
2015年11月17日 - 世界ジオパークがユネスコ正式事業となり、その活動がさらに推進されています。

エリアと主なジオサイト

アポイ岳ジオパーク内には、多様な地形や地質、自然景観が楽しめるジオサイトが点在しています。日本ジオパークネットワークでは、以下の場所が「主な見どころ・おすすめジオサイト」として紹介されています。

幌満峡エリア：峡谷美が特徴的なエリアで、第2発電所も含まれます。
アポイ岳エリア：ジオパークのシンボルであるアポイ岳は、高山植物の宝庫であり、登山を楽しむことができます。
様似海岸エリア：エンルム岬など、変化に富んだ海岸線が広がっています。
日高耶馬渓エリア：大正トンネルの花こう岩類など、美しい渓谷と特異な地質が見られます。
新富エリア：小野工業の旧鉱山跡など、歴史的な遺構が残されています。

これらのジオサイトを巡ることで、アポイ岳ジオパークが持つ多様な魅力を体感できます。

外部リンク

さらに詳しい情報や最新の活動については、以下の公式サイトやSNSをご参照ください。

アポイ岳ジオパーク - 様似町アポイ岳ジオパーク推進協議会事務局
Mt.Apoi Geopark アポイ岳ジオパーク (mt.apoigeopark) - Facebook

アポイ岳ジオパークは、地球の歴史や自然の恵み、そして人々の営みが織りなす物語を体験できる場所です。ぜひ一度訪れて、その魅力を感じてみてください。

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