アマイワナ:昭和レトロと現代音楽の融合、マルチな才能が光るアーティスト
アマイワナは、
2000年1月1日生まれの
京都府出身の
シンガーソングライターであり、
クリエイターです。その活動は多岐に渡り、作詞・作曲・トラックメイクはもちろんのこと、アートワークや映像制作も自ら手がけるマルチな才能の持ち主です。さらに、
俳優やモデルとしても活動しており、その表現力は音楽の枠を超えた領域へと広がっています。
昭和カルチャーへの深い造詣と独創的なライブパフォーマンス
アマイワナは、
昭和ポップス、
昭和歌謡、60~80年代ファッションなど、
昭和レトロなカルチャーをこよなく愛する「
昭和カルチャーフリーク」として知られています。その情熱は、ライブパフォーマンスにも反映されており、自作の電光掲示板、ブラウン管テレビ、受話器型マイクなど、レトロなアイテムを効果的に使用した、独特の世界観を演出しています。これらの小道具は全てアマイワナ自身の手作りであり、彼女のこだわりと創造性を象徴する存在となっています。
10代からの音楽活動と着実なキャリア
アマイワナは14歳からライブ活動をスタートさせました。
2017年には自主制作CDがタワーレコードの関西タワクルで44週連続TOP10入りを果たす快挙を達成。高校生ながら、
スガシカオ主催『スガフェス』
大阪城ホール公演のオープニングアクトに抜擢されるなど、早くからその才能を認められてきました。同時期には、映画『地の塩 山室軍平』への出演や、自主制作映画『左京区ガールズブラボー』での主演など、
俳優としての活動も開始しています。
その後も、数々のイベントに出演し、着実にキャリアを積み重ねてきました。
2018年には『Rolling Stone Japan』主催のイベントのオープニングアクトを務め、CMナレーションなども経験。
2019年に現在のアーティスト名「アマイワナ」に改名し、
2020年にはデジタルシングル『新生活』『欲望ちゃん』、EP『恋せよ惑星』をリリース。オンライン演劇やMVへの出演など、
俳優活動も積極的に展開しています。
国内外での活躍と幅広いコラボレーション
2021年にはEP『恋せよ惑星~Midnight radio ver.~』をカセットテープでリリースするなど、レトロなフォーマットにも挑戦。同年には『
DAIGOのアマイワナ〜
昭和エモーショナルSONG〜』でアシスタントMCを務めるなど、テレビ出演も増えました。香港のファッションブランドのモデルを務めるなど、活躍の場は多様化しています。
2022年には、自身初の著書『あくまでも、ファンタジー』を出版し、音楽活動以外の分野にも進出。アメリカの音楽ユニット、ジンジャー・ルートのMVに出演し、国内外で話題を呼びました。同年には『MUSIC STATION』にも出演。
2023年には、ジンジャー・ルートの初来日ツアーでフロントアクトを務め、FUJI ROCK FESTIVAL'23にもゲスト出演。同年10月にはミニアルバム『SWEET SWEET SWEET』をリリース、ジンジャー・ルートがサウンドエンジニアとして参加するなど、深いつながりを示しています。リリースツアーには、豪華ゲストが多数参加し、大きな話題となりました。
2024年には初の海外公演となる台湾ツアーを開催、その後も台湾でのフェス出演や、
テレビ東京系子供番組『
シナぷしゅ』への楽曲提供など、活動は多岐にわたります。さらに、
野宮真貴とのコラボレーション楽曲も発表され、新たな境地を開拓しています。同年にはインドの大型野外フェスにも日本人アーティストとして初めて出演するなど、グローバルな活躍を見せています。
音楽性と個性
アマイワナの音楽性は、
昭和レトロな感性をベースに、ニューウェーブ、
テクノ、
渋谷系、ドリームポップなどの要素を取り入れた、独特のサウンドが特徴です。彼女は幼少期にレディオクレイジーを訪れた際にロックバンドに魅了され、その後様々な音楽ジャンルに影響を受けながら独自の音楽性を築き上げてきました。
また、彼女は深夜に楽曲制作やMV撮影、
昭和風の宣伝動画制作、カバー動画制作、アートワーク制作を行い、その作品をSNSに「夜な夜な動画」としてアップロードしています。一人で企画、撮影、編集までこなすその精力的な活動は、彼女の並々ならぬ情熱を示しています。
趣味は読書、ポエトリーリーディング、
昭和研究、俳句、大正琴、雑誌制作など多岐に渡り、その幅広い知識と探究心は、彼女の創作活動の源泉となっています。
昭和アイドル雑誌『平凡』をモチーフにした会報『非凡』を制作するなど、
昭和への深い造詣を示しています。
アマイワナは、音楽、映像、演劇、執筆など、様々な分野で才能を発揮し続ける、唯一無二のアーティストです。これからも彼女がどんな世界を見せてくれるのか、目が離せません。