アミニアシ・ショー

アミニアシ・ショー氏（Aminiasi Shaw）は、2000年3月13日にフィジーで生まれたプロフェッショナルなラグビーユニオン選手です。彼は現在、日本のラグビー界最高峰であるジャパンラグビーリーグワンに所属する横浜キヤノンイーグルスの一員として活動しています。

彼のラグビー選手としての道のりは、フィジーの首都スバにあるマリストブラザーズ高校で始まりました。若い頃からその才能は光り、国際的な舞台に立つ機会を得ます。

国際試合へのデビューは、2019年4月30日に行われたオセアニアラグビーU-20チャンピオンシップでのことでした。この大会でU20フィジー代表に選ばれた彼は、U20オーストラリア代表との一戦に出場し、記念すべき国際試合初キャップを獲得しました。このデビュー戦では、主にバックローの一角であるナンバーエイトのポジションを務め、力強いプレーを披露しました。

国際経験を積んだ後、アミニアシ・ショー氏は日本のラグビー環境に身を置くことを決断します。2020年4月、彼は大阪府にある摂南大学に入学しました。日本の大学ラグビーリーグでプレーすることで、フィジーとは異なるラグビースタイルや戦術、チーム規律などを学び、選手としての幅を広げました。大学での日々は、彼のスキルセットとラグビー理解を深める貴重な期間となりました。

大学での成長を経て、彼は日本のトップリーグへの挑戦権を得ます。大学4年生として在籍していた2025年1月、彼はジャパンラグビーリーグワンに所属する横浜キヤノンイーグルスへ、アーリーエントリー制度を利用して加入することが発表されました。これは、大学のシーズン終了や卒業を待たずに、プロチームに正式に合流し、トップリーグの舞台でプレーを開始できる制度です。

プロ選手としての第一歩を踏み出したアミニアシ・ショー氏は、加入後まもなく公式戦のピッチに立ちます。2025年3月22日に行われたJAPAN RUGBY LEAGUE ONEの第12節交流戦、クボタスピアーズ船橋・東京ベイとの試合で途中出場を果たし、これが彼のリーグワン公式戦デビューとなりました。日本のトップレベルでの初出場は、彼のキャリアにおける重要な節目となりました。

プロデビューと同じ月である2025年3月には、摂南大学を卒業しました。これにより、学業を終え、プロラグビー選手としての活動に完全に集中できる環境が整いました。

アミニアシ・ショー氏は、フィジーで育まれたダイナミックなプレーと、日本での大学生活を通じて磨かれた適応力を併せ持つ選手として、横浜キヤノンイーグルスにおいて将来的な活躍が期待されています。フィジカルの強さと若さを武器に、ジャパンラグビーリーグワンの舞台でどのようなパフォーマンスを見せるのか、今後の彼のキャリアから目が離せません。

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