アメアスポーツコーポレーション

アメアスポーツ（Amer Sports Oyj）は、フィンランドのヘルシンキに本社を構える、世界的なスポーツ用品・関連機器メーカーです。その事業は多岐にわたり、スポーツ用品全般からアウトドア用品、フィットネス機器まで、幅広い製品を提供しています。

グローバルブランドの傘下

アメアスポーツは、7つの主要なスポーツブランドを傘下に収め、これらのブランドを通じてグローバル市場に製品を展開しています。傘下のブランドには、以下のようなものがあります。

ウイルソン（Wilson）：アメリカを拠点とするスポーツ用品ブランドで、テニス、野球、バスケットボールなど、様々なスポーツ用品を提供しています。
アークテリクス（Arc'teryx）：カナダ発祥のアウトドア用品ブランドで、高品質なアウトドアウェアやバックパックなどを展開しています。
アトミック（Atomic）：オーストリアに本社を置くウィンタースポーツ用品ブランドで、スキーやスノーボードなどの製品を提供しています。
サロモン（Salomon）：フランス発祥のマウンテンスポーツ用品ブランドで、トレイルランニング、ハイキング、スキーなどの製品を扱っています。
スント（Suunto）：フィンランドのスポーツウォッチおよびダイビング製品ブランドで、高機能なスポーツウォッチやダイブコンピューターなどを展開しています。
プリコー（Precor）：アメリカに本社を置くフィットネス機器ブランドで、トレッドミル、エリプティカルなどのフィットネス機器を提供しています。
アルマダ（Armada）：アメリカ発祥のスキー関連ブランドで、フリースキーヤー向けのスキー板やウェアなどを展開しています。

日本法人

アメアスポーツは日本市場にも積極的に進出しており、「アメアスポーツジャパン株式会社」を1985年に設立しました。日本法人は、製品の輸入・販売に加えて、日本市場のニーズに合わせた製品の開発・製造も行っています。本社は東京都新宿区に位置しています。

沿革

アメアスポーツの歴史は、1950年にアメア グループとして設立されたことに始まります。その後、1960年にスポーツ事業部を設立し、スポーツ用品業界への参入を果たしました。以下は、アメアスポーツの主な沿革です。

1989年：ウイルソン スポーティング グッズ カンパニーに資本参加。
1994年：アトミックに資本参加。
1997年：アメアがスポーツ用品ビジネスに注力することを決定。
1999年：アウトドア及びダイビング用品メーカー、スントに資本参加。
2000年：アメアグループが新社名“アメアスポーツ”を発表。
2002年：フィットネス機器ブランド、プリコーに資本参加。
2005年：アメア グループからアメア スポーツ コーポレーションに名称変更。
2019年：中国のスポーツウエアメーカーである安踏体育用品による買収が完了。同時に、マヴィックを米国のプライベートファンドであるRegentに売却。

アメアスポーツは、長年にわたり、スポーツ用品業界で革新的な製品を提供し続け、多くのスポーツ愛好家から支持を得ています。今後も、グローバルな視点と高い技術力で、スポーツ用品業界をリードしていくことが期待されます。

外部リンク

アメアスポーツジャパン
アメアスポーツジャパン - Facebook
アメアスポーツジャパン - X（旧Twitter）
AmerSports Japan - YouTubeチャンネル
コーポレートサイト（英語）

もう一度検索