アメリカ従軍記章

アメリカ従軍記章は、1942年11月6日にフランクリン・ルーズベルト大統領によって制定されたアメリカ軍の勲章です。第二次世界大戦において軍務に就いた軍人を表彰することを目的としています。同様の勲章として、真珠湾攻撃までの現役兵に授与されたアメリカ防衛従軍記章があります。

歴史

アメリカ従軍記章は、大統領令9265号によって制定され、陸軍省公報で発表されました。略綬の基準やメダルの基準も、陸軍省通達や陸軍規則で公表されています。興味深いことに、アメリカ従軍記章は第二次世界大戦中は略綬のみが発行され、正式なメダルとして発行されたのは1947年になってからです。最初の受章者は、元帥ジョージ・マーシャルでした。

2020年1月には、アメリカ空軍がアラバマ州マクスウェル空軍基地の民間航空パトロール（CAP）本部にて、アメリカ従軍記章の長旗を掲揚することを許可しました。これは、CAPが1943年5月から8月にかけて沿岸警備活動に関与したことを示すものです。

授与基準

アメリカ従軍記章の授与基準は、1941年12月7日から1946年3月2日の間にアメリカ戦域において、以下のいずれかの条件を満たした場合です。

アメリカ大陸外で永続的に任務についていた者
外洋を航行する船舶の乗組員として連続30日間または非連続60日間軍務に就いていた者
アメリカ国外で旅客として、または一時的な任務として連続30日間または非連続60日間任務に就いていた者
敵との戦闘に参加し、戦闘章を授与された場合、又は軍団、高等部隊、独立部隊の司令官から実際に戦闘に参加した旨の証明書を提出された者
* アメリカ国内で通算1年間軍務に就いていた者

これらの基準は、アメリカ軍が第二次世界大戦において、国内外で広範囲に活動した軍人を公平に評価し、その貢献を称えるために設けられました。

外観

ブロンズメダルの直径は32mmです。

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