アメリカFC (リオデジャネイロ州)

アメリカFC（アメリカ・リオデジャネイロ）

アメリカFC（América Football Club）は、ブラジルのリオデジャネイロ州リオデジャネイロ市を本拠地とするサッカークラブです。多くの同名のクラブが存在するため、アメリカ-RJ（América-RJ）という略称が用いられることもあります。この「RJ」は、リオデジャネイロ州を示すものです。

歴史

アメリカFCは1904年9月18日に設立され、リオデジャネイロにおけるサッカーの発展に寄与してきました。創設の翌年には、バングーやボタフォゴ、ペトロポリス、フルミネンセなどと共に、リオデジャネイロで最初のサッカー連盟であるリーガ・デ・フットボール・デ・リオデジャネイロ（LFR）を作りました。これにより、クラブは地域サッカーの重要な一角を担うこととなります。

1913年にはリオデジャネイロ州選手権で初の優勝を果たし、その後も数度にわたってタイトルを獲得していきました。特に、1971年にブラジル全国選手権セリエAに初めて参加し、11位という成績を収めたのはクラブにとっての大きな一歩となりました。

エンブレムに描かれた黄色い星は、1982年に行われたCBF主催の全国大会「トルネイオ・ドス・カンピオンイス」での優勝を象徴しています。この大会では、フラメンゴからの出場でグアラニを決勝で破り、栄光を手にしました。

しかし、2008年にはリオデジャネイロ州選手権2部に降格します。その後2009年に2部で優勝し、2010年には1部に復帰するという見事な回復を遂げました。また、クラブの球団歌（Hino do America-RJ）は、1912年の北米の曲『Row Row Row』からメロディの一部を採用しています。

スタジアム

アメリカFCのホームスタジアムは、2000年に完成したエスタジオ・ジウリッチ・コウチーニョ、通称エジソン・パソス（Edson Passos）です。このスタジアムは、最大13,544人を収容でき、サポーターにとっての特別な場所となっています。

タイトル

アメリカFCは、数々のタイトルを獲得しています。具体的には、以下の通りです。

• - カンピオナート・カリオカ：7回（1913、1916、1922、1928、1931、1935、1960）
• - タッサ・グアナバラ：1回（1974）
• - タッサ・リオ：1回（1982）
• - カンピオナート・カリオカ2部：1回（2009）
• - トルネイオ・ドス・カンピオンイス：1回（1982）

アメリカFCは、これまでの歴史を通じて独自の歩みを続けており、リオデジャネイロ州のサッカー文化において重要な位置を占めています。今後の活躍も期待されるクラブです。

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