カンピオナート・カリオカ

カンピオナート・カリオカについて

カンピオナート・カリオカ（Campeonato Carioca）は、ブラジル・リオデジャネイロ州で開催されるサッカーリーグです。この大会はリオデジャネイロ州サッカー連盟（FERJ）が主催しており、日本では「リオデジャネイロ州選手権」とも呼ばれています。初めての開催は1906年で、ブラジル国内の州選手権の中でもカンピオナート・パウリスタやカンピオナート・バイアーノに次ぐ、歴史的な位置づけを持っています。

このリーグは、ボタフォゴ、フラメンゴ、フルミネンセ、ヴァスコ・ダ・ガマなどの名門クラブを含む、6つのクラブが参加してスタートしました。当初はアマチュアリーグとして運営されていましたが、1935年からは完全にプロリーグへ移行しています。特にボタフォゴ、フラメンゴ、フルミネンセ、ヴァスコ・ダ・ガマの4つのクラブは「ビッグ4」として知られ、全国的に名を馳せる強豪です。

特にフラメンゴとフルミネンセの対戦は「ナショナルダービー」として大きな注目を集めており、両チームのファンによる熱狂的な応援が特徴です。また、20世紀末までの間、フルミネンセが最多優勝回数で28回を誇り「世紀の王者」と称されていましたが、現在ではフラメンゴが37回の優勝を果たし、最多優勝クラブとしてその名を刻んでいます。

大会の進行方法

カンピオナート・カリオカは、タッサ・グアナバラ（Taça Guanabara）、タッサ・リオ（Taça Rio）、そして決勝の3つのステージによって構成されています。最初のステージであるタッサ・グアナバラでは、参加チームが2つのグループに分かれ、それぞれのグループで総当たり戦を行います。この際、ビッグ4は必ず異なるグループに配置される仕組みです。

次に、各グループの第1位が他方のグループの第2位と対戦し、勝者が準決勝に進出します。続いて、勝ち残った2チームが決勝戦を行い、タッサ・グアナバラの優勝チームが決定されます。

タッサ・リオは大会の第二ステージであり、ここでもグループ分けが行われますが、グループ内同士ではなく、異なるグループのチームと対戦します。この過程も同様に進み、準決勝を経て決勝戦が行われます。

タッサ・グアナバラとタッサ・リオの優勝チームは、ホームアンドアウェー方式で2回対戦し、その勝者がカンピオナート・カリオカのチャンピオンとなります。ただし、両ステージの優勝チームが同じである場合は、決勝戦は行われず、そのチームが自動的に優勝となります。

主な参加クラブ

2020年シーズンのカンピオナート・カリオカには、以下のクラブが参加しています：

• - フラメンゴ
• - ヴァスコ・ダ・ガマ
• - バングー
• - フルミネンセ
• - ヴォルタ・レドンダ
• - カボフリエンセ
• - ボアヴィスタ-RJ
• - ボタフォゴ
• - レゼンデ
• - マドゥレイラ
• - アメリカーノ
• - ポルトゥゲーザ-RJ
• - ノヴァ・イグアス
• - マカエ
• - フリブルゲンセ
• - アメリカ-RJ

以上のクラブが競い合い、歴史的な名勝負を繰り広げています。これからもカンピオナート・カリオカの魅力は尽きることがなく、多くのファンに愛されることでしょう。

もう一度検索