アヤ・エイトプリンス

アヤ・エイトプリンスは、1993年5月2日生まれ、東京都八王子市出身の日本の歌手、女優、ボイストレーナーです。「アヤプリ」の愛称で知られています。かつては女性アイドルグループBiS（第2期）およびGANG PARADEのメンバーとして活動し、現在はガーリッシュ・ロックグループLUCYに所属しています。

彼女のキャリアは2016年に始まります。同年9月1日から3日にかけて行われた第2期BiSのメンバーを決める合宿オーディションに「コショージメグム（仮）」という名前で参加し、見事に合格を果たしました。そして、9月4日に中野Heavysick ZEROで開催されたライブ「THiS is BiS」にて、新たなBiSのメンバーとしてファンの前にお披露目されました。

2017年春には、BiS、BiSH、GANG PARADEの3グループ合同で開催された大規模なオーディションに参加。その最終日である同年4月2日、横浜赤レンガ倉庫イベント広場でのイベント「WACK EXHiBiTiON」にて、GANG PARADEのカミヤサキとの間で「レンタル・トレード」という形でグループ間の移籍が発表されました。当初、このレンタル期間は同年5月1日から9月末までとされていましたが、後に期間が延長されることになります。結果として、GANG PARADEでの活動は2018年3月3日まで続き、翌日の3月4日、両国国技館で行われたライブ「BiS 2nd BEGiNNiNG TOUR FiNAL WHO KiLLED IDOL??」よりBiSに復帰しました。

GANG PARADEへのレンタル期間中には、WACK所属グループから選抜されたシャッフルユニット「SAiNT SEX」のメンバーにも選ばれ、楽曲「WACK is FXXK」に参加するなど、精力的に活動しました。

BiS復帰後も活動を続けますが、2018年12月29日、Zepp Tokyoでのライブ「I Don't Know What Will Happen TOUR」ファイナル公演中に、プロデューサーである渡辺淳之介氏から「戦力外通告」を受けるという衝撃的な展開を迎えます。

そして、2019年5月11日、マイナビBLITZ赤坂にて開催された「Are you ready to go? TOUR」のファイナル公演をもって、BiSは解散。アヤ・エイトプリンスは、この解散と同時に「移籍金、契約金なし、人的保証なし、即時活動可能な形での契約解除」という、渡辺氏曰く「FA宣言的なもの」を得て、フリーでの活動を選ぶことになります。

BiS解散後、特定の事務所に所属しないフリーランスとして活動を開始。ソロとしての第一歩は、2019年7月29日より配信されたTwitterドラマ「近いようで遠くって」への出演でした。女優としての才能も発揮し、2020年11月16日から千葉テレビで放送されたテレビドラマ「5年後のタイムカプセル」では主演を務めています。

音楽活動においても、ソロでの展開を進めます。2020年1月29日には、ビジュアルブック「スプリンクル。」と「bouquet」の2冊を同時に発売。同年4月15日には、シングル「パンクスカスカパラダイス / お疲れ様ラプソディ」を配信リリースしました。さらに、2020年秋にクラウドファンディングで支援を募り制作された1stアルバム「Dear」を、2021年8月18日にCDとしてリリースし、同年12月25日からは配信も開始しました。

ソロ活動を経て、2024年には新たなグループでの活動を開始します。RIKA MIDUKI氏をプロデューサーに迎え、ガーリッシュ・ロックグループ「LUCY」を結成。同年9月21日にはプレデビューを果たし、再びグループアイドルとしての道を歩み始めています。

音楽活動や女優業に加え、ボイストレーナーとしても活動するなど、多才な一面を持つアヤ・エイトプリンス。その波乱に満ちたアイドルキャリアと、BiS解散後の自由な活動、そして新たなグループでの挑戦は、多くのファンを惹きつけています。ニコニコ生放送やAbemaTVなどの配信番組にもゲスト出演するなど、メディア露出も積極的に行っています。彼女の今後のさらなる活躍が期待されます。

ソロ作品以外では、WACK関連のコンピレーションアルバム『WACK & SCRAMBLES WORKS』にも、BiS時代の楽曲「オーケストラ」や「ラバソー 〜lover soul〜」で参加しています。また、アプリ「笑顔の果て」にも関わるなど、活動の幅広さを見せています。SNSでは、X（旧Twitter）やInstagramを通じて、ファンへの情報発信を行っています。

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