アライン・デ・アルマス

アライン・ジュニア・デ・アルマス・ベリオの軌跡

アライン・ジュニア・デ・アルマス・ベリオは、2001年3月4日にキューバのハバナに生まれた日本の男子バレーボール選手です。彼は、バレーボールを始めたのは10歳の時であり、家族や学校の指導者からの勧めがきっかけでした。ここから彼のバレーボール人生がスタートしました。

バレーボールへの情熱とキューバでの活躍

アラインは、2014年から2016年にかけてキューバのジュニア全国選手権に参加し、チームの3連覇に寄与しました。また、国の代表選手としてU-16にも選出されました。とはいえ、他の選手に比べて身長が低く、レギュラーポジションを確保するのは難しい状況でした。そのため、アラインは日本への留学を決意。身長に関係なく活躍できる可能性を求めて新たな地での挑戦を始めました。

日本での高校生活

2017年、彼は宮崎県の都城東高等学校に入学します。そこでは、元日本代表の泉水智選手や元キューバ代表のマウリセ・トラルバ選手から直接指導を受ける機会を得ました。彼は高校においてもその才能を働かせ、2019年には創部3年目にしてインターハイ出場を果たしました。

プロ入りとサントリーサンバーズ

2020年、高校を卒業したアラインはサントリーサンバーズに入団。だが、ドミトリー・ムセルスキー選手が外国人枠として登録されていたため、初年度の2020-21シーズンはV.LEAGUEに出場することができませんでした。それでも、アラインは帰化を目指し、次のシーズンに向けて努力を続けました。

2021-22シーズンに入り、アラインはサントリーのB登録外国籍選手として遂にV.LEAGUEデビューを果たしました。このシーズン、彼はオポジットとして起用されることになったが、その結果、チームが求める役割をしっかりと果たすことが出来ました。

日本代表候補としての活躍

2022年7月には日本代表チームの壮行試合に参加し、練習生として出場しました。その後も活躍を見せ、2023年の黒鷲旗大会ではベスト6を受賞し、その後のアジアクラブ選手権でもチームの優勝に寄与しました。個人的にもベストアウトサイドスパイカー賞を受賞し、彼の実力が証明されました。

2024年2月1日には、日本の国籍を取得し、同年3月には日本代表メンバーとして選出されました。しかし、残念なことに同年4月、国際大会での登録資格に関する規定により、メンバーから外されることになりました。

所属と受賞歴

アラインのプロキャリアは、2017年から2020年まで都城東高等学校に在籍し、その後2020年からサントリーサンバーズで続いています。彼の受賞歴には、2023年の黒鷲旗全日本選抜大会でのベスト6、アジアクラブ選手権でのベストアウトサイドスパイカーが含まれ、2024年にはV.LEAGUE DIVISION1 MENでベスト6を受賞しました。

アライン・ジュニア・デ・アルマス・ベリオは、異国の地で新たな挑戦を続けるバレーボール選手として、これからのさらなる成長と活躍が期待される存在です。

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