アラネタ・コロシアム

アラネタ・コロシアム：フィリピンの象徴的アリーナ

アラネタ・コロシアムは、フィリピンのマニラ首都圏ケソン市に位置する多目的スポーツ競技場です。その巨大なドームは、アジア最大級であり、世界的に見ても有数の規模を誇ります。1960年の開場以来、数多くのスポーツイベントやコンサート、その他のイベントの舞台となってきました。

概要

このアリーナは、その歴史的なイベントで特に有名です。1975年10月に行われたモハメド・アリ対ジョー・フレージャーのボクシングマッチ「スリラー・イン・マニラ」は、ボクシング史に残る名勝負として知られています。また、2006年には、人気ヒップホップグループ、ブラック・アイド・ピーズ（BEP）がコンサートを開催し、多くのファンを魅了しました。アリ対フレージャー戦の際には、海外メディア向けに一時的に「フィリピン・コロシアム」と名称が変更されました。

アラネタ・コロシアムは、ケソン市のクバオ地区にあるアラネタ・センター内に位置しています。「ザ・ビッグ・ドーム」という愛称でも親しまれており、フィリピン・バスケットボール・アソシエーション（PBA）の試合をはじめ、UAAP、NCAAバスケットボールの試合、WWE、ミス・フィリピンなどのイベントが頻繁に開催されています。1978年にはバスケットボール世界選手権の決勝会場にも選ばれました。

2011年には、スマート・コミュニケーションズが施設命名権を取得し、「スマート・アラネタ・コロシアム」という名称で使用されています。

周辺施設

アラネタ・コロシアムの周辺には、アラネタ・タワー、ゲートウェイモールなどがあり、多くの買い物客で賑わっています。1976年6月にオープンしたフィリピン最古のショッピングモールは、前年のボクシングの試合開催を記念して「アリモール」と名付けられました。この式典には、モハメド・アリ本人も出席しています。

ドームの規模

アラネタ・コロシアムのドームの直径は108.0mあり、2001年に大分スタジアムの274.0mに抜かれるまで、アジア最大のドームでした。この巨大な空間が、数々のイベントを盛り上げてきました。

アラネタ・コロシアムは、単なるスポーツ競技場としてだけでなく、フィリピンの文化と歴史を象徴するランドマークとして、これからも多くの人々に愛され続けるでしょう。

外部リンク

アラネタ・コロシアム公式サイト
アラネタ・センター公式サイト

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