アランガ

アランガ（Aranga）

アランガは、スペイン北西部、ガリシア州のア・コルーニャ県に位置する自治体です。コマルカ・デ・ベタンソスに属し、人口は約2,100人（2011年）です。住民は「arangués/-esa」と呼ばれます。

地理

ア・コルーニャ県の東部に位置し、面積は約119.6平方キロメートルです。北はイリショーアとモンフェーロ、東はルーゴ県のギティリス、南はクルティス、西はオサ・ドス・リオスとコイロスに隣接しています。自治体内にはマンデオ川が流れています。県都ア・コルーニャからは南東へ約50kmの距離にあり、平均海抜は約262mです。ベタンソス司法管轄区に属します。

人口

住民は、以下の6つの教区に分かれた140の地区（集落）に居住しています。

フェルベンサス (サン・ショアン)
ムニフェラル (サン・クリストーボ)
カルロス (サンタ・エウラリア)
アランガ (サン・ペドロ)
ビラルラール (サン・ビセンテ)
カンポメニス (サン・ロマン)

2001年のデータによると、自治体人口に占めるガリシア語話者の割合は99.17%と非常に高くなっています。

史跡・名所

アランガには、先史時代から中世にかけての様々な史跡が残されています。

サン・ビトリオ礼拝堂周辺: ドルメンやカストロ（古代ケルト人の集落跡）などの先史時代の遺跡が点在しています。
コスタ・ド・サル: ペトログリフ（岩絵）や古墳、その他の遺物が発見されています。
フェルベンサス教区: バジョ、カサレージョス、コトーラスの3つのカストロが残されています。また、斧や矢じりなどの遺物も発見されています。
ムニフェラル教区: カストロが発掘されています。

宗教建築

ムニフェラル教会: 12世紀に建造されたロマネスク様式の教会です。
サン・パイオ教会: 17世紀のバロック建築の教会です。
クリスト礼拝堂: 10世紀のものとされる真鍮製のサンタ・クルス（十字架）が保存されています。
サン・ビセンテ・デ・フェルベンサスのクルセイロ: 15世紀末から16世紀初頭にかけて造られたゴシック様式の石造十字架です。

政治

自治体首長はガリシア国民党（PPdeG）のアルベルト・プラータス・アルバレスです。2011年の自治体選挙の結果、自治体評議員はガリシア国民党：6、ガリシア社会党（PSdeG-PSOE）：4、ガリシア民族主義ブロック（BNG）：1となっています。

参考文献

Dicionario Xeográfico Ilustrado de Galicia vol.2、Xeogal Publicacións. ISBN 978-84-613-5811-3

外部リンク

アランガ公式サイト

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