1994年4月27日、
矢沢永吉の36枚目の
シングル「
アリよさらば」がリリースされました。この楽曲は、
矢沢永吉自身も主演を務めたTBS系テレビドラマ『
アリよさらば』のオープニングテーマとして書き下ろされたものであり、大きな話題を集めました。ドラマのエンディングテーマには、続く
シングル「いつの日か」が使用されています。
「
アリよさらば」は、
シングルとしては
矢沢永吉の代表曲である「時間よ止まれ」のセールス記録(63.9万枚)に次ぐ高い人気を誇り、
オリコン調べで35.6万枚という記録的なセールスを達成しました。これは、彼の音楽キャリアの中でも記憶に残る大きな成功と言えるでしょう。楽曲の力強さとドラマとの相乗効果が、多くのリスナーの心を掴んだ結果と言えるのではないでしょうか。
シングルには、表題曲「
アリよさらば」に加え、カップリング曲として「SEA BREEZE」が収録されています。「
アリよさらば」は、作詞を
秋元康氏が担当し、ドラマ主題歌としてだけでなく、
ブリヂストンのCMソング『GRID II』にも起用され、幅広い層からの支持を獲得しました。
一方、「SEA BREEZE」は、作詞が
ちあき哲也氏による作品で、
シーブリーズ'94のイメージソングに起用されました。爽快感のある楽曲は、夏の季節にぴったりの、明るく軽快な仕上がりになっています。両楽曲とも作曲は
矢沢永吉自身が行っており、彼の音楽的才能が遺憾なく発揮された作品と言えるでしょう。
「
アリよさらば」は、ドラマ主題歌としての成功、高いセールス記録、そして個性的なカップリング曲という要素が三位一体となって、
矢沢永吉の音楽史に大きな足跡を残した
シングルとなりました。この
シングルは、彼の幅広い音楽性と表現力の高さを改めて示すものと言えるでしょう。楽曲の持つ力強さとドラマチックな展開は、今なお多くのファンを魅了し続けています。また、時代を超えて愛される名曲として、これからも多くの人々に聴かれ続けることでしょう。