オリコン

オリコン株式会社について

オリコン株式会社（Oricon Inc.）は、日本に本社を構える企業グループで、音楽やエンターテイメント関連情報サービスを提供しています。特に同社が発表するオリコンランキングは、日本国内での音楽の人気を把握するうえで非常に重要な役割を果たしており、デイリー、週間、月間の各ランキングが存在します。ジャンルに応じたランキングのほか、DVDや書籍の売上についてもデータを提供し、2018年12月からはCDの売上に加えて、ダウンロード数やストリーミング再生回数をも含めた合算ランキングを発表しています。

会社の歴史

オリコン株式会社の前身である株式会社オリコンは、1982年に設立され、音楽関連のデータベースを提供していました。その後、1999年に株式会社おりこんダイレクトデジタルが設立され、2000年にはJASDAQ市場に上場。2002年には商号をオリコン株式会社に変更し、以降様々な子会社を設立・吸収しながら、事業を拡大していきました。特に、顧客満足度調査事業やニュース配信事業は、同社の重要なビジネスとなっており、多岐にわたるサービスを展開しています。

主な事業内容

コミュニケーション事業

オリコンは顧客満足度の調査を2006年から本格的に開始しており、様々な産業分野において顧客からのフィードバックを集め、満足度ランキングを発表しています。これにより、各サービス分野での品質改善や顧客満足度向上を促進しています。

ニュース配信事業

1995年から開始したオリコンチャートを中心としたニュース配信は、その後「ORICON STYLE」として大規模なリニューアルを経て、現在は「ORICON NEWS」として広範な情報を提供しています。音楽だけでなく、エンターテインメント業界に関する最新情報やランキング、インタビューなども行い、特にネットでの情報発信に力を入れています。

データサービス事業

オリコン・リサーチ株式会社によるデータサービスでは、全国の音楽・映像ソフト販売店のデータを集計し、オリコンランキングを作成・発表しています。これにより、利用者は最新のトレンドを把握することができ、特にビジネスにおいては詳細な売上データを基にした情報が重宝されています。

モバイル事業

完全子会社であるoricon MEは、音楽配信サービスや電子書籍の提供を行っています。特に「オリコンミュージックストア」は、音楽のダウンロードサービスを展開し、ユーザーは最新の音楽を手軽に入手することができます。

企業グループ

オリコンの完全子会社には、音楽および映像データ関連の情報提供を行うオリコン・リサーチや、ニュース配信を行うオリコンNewSなどがあります。これにより、オリコンは音楽データの収集と分析において強固な地盤を築いています。

名誉毀損訴訟

オリコンは、その信頼性に疑問を呈したジャーナリストに対して名誉毀損訴訟を提起したこともあります。この訴訟は、オリコンの評価がメディアの報道にどのように影響されるかを示す重要な事例とされています。

まとめ

オリコン株式会社は、音楽ランキングや顧客満足度調査、ニュース配信サービスを通じて、日本のエンターテイメント業界に大きな影響を与えてきました。これからも新たな情報サービスに挑戦し続けることでしょう。

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