アリエル・ミランダ

アリエル・ミランダ・ギル

アリエル・ミランダ・ギル（Ariel Miranda Gil）は1989年1月10日生まれのキューバ出身のプロ野球選手で、主に投手としてプレーしてきました。左投左打で、国際的にはCPBL（中華職業棒球大聯盟）で「米蘭達」として、KBO（韓国プロ野球）では「미란다」として知られています。

経歴

キューバ時代

ミランダは2007年から2013年までキューバのセリエ・ナシオナル・デ・ベイスボルで活動し、バケーロス・デ・ラ・アバナなど4つのチームでプレーしました。その後、彼はプロとしての新たな挑戦のために亡命を選びました。

オリオールズ時代

2015年5月、ボルチモア・オリオールズと契約を結び、マイナーリーグからスタートしました。その年は3つのチームで合計14試合に先発登板し、6勝3敗・防御率3.60という成績を記録しました。2016年7月にはシアトル・マリナーズ戦でメジャーデビューを果たし、その後マリナーズに移籍しました。

マリナーズ時代

ミランダは2016年7月31日、ウェイド・マイリーとのトレードでマリナーズに加入しました。移籍後、彼は先発ローテーションに入り、11試合に出場し、5勝2敗・防御率3.54という好成績を残しました。2017年シーズンも安定して先発を務め、8勝7敗を記録しましたが、2018年には思うような結果が出ず、40人枠から外されました。

ソフトバンク時代

2018年7月、福岡ソフトバンクホークスに加入しシーズン終了まで契約を結びました。来日初登板となったオリックス戦では、5回2/3を投げて初勝利を挙げ、その後もローテーションの一員として活躍。ポストシーズンでも日本一に貢献し、シーズン成績は6勝1敗・防御率1.89でした。2019年も活躍しましたが、球団から契約を更新しないとの発表を受けました。

中信兄弟時代

2020年1月にCPBLの中信兄弟と契約し、開幕投手として期待されました。シーズン中、自己最多の2桁勝利を達成しました。しかし、オフシーズンには残留交渉が難航し、自由契約となりました。

斗山ベアーズ時代

2020年12月、韓国プロ野球の斗山ベアーズと契約を結びました。2021年には14勝を上げ、最優秀防御率や最多奪三振のタイトルを獲得し、シーズンMVPに輝くなど充実した成績を残しました。しかし、2022年は肩の故障に悩まされ、出場機会が限られたことを受けて、7月に放出されました。

その後、ミランダは肩のリハビリ中にメキシカンリーグのサルティーヨ・サラペメーカーズと契約しましたが、ここでも不振が続き、シーズン中に解雇される結末となりました。

最後に

アリエル・ミランダは数多くのリーグで活躍し、そのプレースタイルや成績で多くのファンに愛される選手でした。彼の野球人生は多くの経験と挑戦に満ちており、その姿勢は今後も多くの選手にとっての手本となるでしょう。

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