ウェイド・マイリー

ウェイド・マイリー：技巧派左腕の軌跡

ウェイド・アレン・マイリー（Wade Allen Miley）は、1986年11月13日生まれ、アメリカ合衆国ルイジアナ州出身のプロ野球選手です。左投左打の投手として、MLB（メジャーリーグベースボール）の舞台で長年にわたり活躍しています。現在はシンシナティ・レッズ傘下に所属しています。

プロ入りとダイヤモンドバックス時代

2008年のMLBドラフトで、アリゾナ・ダイヤモンドバックスから1巡目追補（全体43位）で指名され、プロの道を歩み始めました。傘下のマイナーリーグで着実にステップアップを重ね、2011年8月にはメジャーデビューを果たしました。

2012年には先発ローテーションに定着し、16勝を挙げる活躍を見せました。新人王の投票では惜しくも2位となりましたが、オールスターゲームにも選出されるなど、飛躍の年となりました。

移籍と新たな挑戦

2014年オフにボストン・レッドソックスへ移籍。その後、シアトル・マリナーズ、ボルチモア・オリオールズなど、複数の球団を渡り歩きました。2018年にはミルウォーキー・ブルワーズで復活を遂げ、ポストシーズンでも重要な役割を果たしました。

ヒューストン・アストロズ時代の2019年には14勝を挙げ、再び先発ローテーションの中心として活躍しました。

レッズでのノーヒットノーラン達成

2019年オフにシンシナティ・レッズと契約。2021年5月7日には、クリーブランド・インディアンス戦でノーヒットノーランを達成し、その週のプレイヤー・オブ・ザ・ウィークにも選ばれました。

その後

2021年オフにシカゴ・カブスへ移籍し、2023年にはブルワーズに復帰。FAを経て、2025年1月29日にシンシナティ・レッズとマイナー契約を結び、メジャー復帰を目指しています。

投球スタイル

平均球速145km/hのフォーシーム、ツーシームに加え、カーブ、スライダー、チェンジアップといった多彩な球種を操ります。2013年からはスライダーを積極的に投げるようになり、投球の幅を広げています。以前はツーシームを主体としたグラウンドボールピッチャーでしたが、近年は変化球の割合を増やし、技巧的な投球スタイルへと変化しています。

成績と記録

ルーキー・オブ・ザ・マンス：1回（2012年4月）
プレイヤー・オブ・ザ・ウィーク：1回（2021年5月10日）
オールスターゲーム選出：1回（2012年）
ノーヒットノーラン：1回（2021年5月7日 対クリーブランド・インディアンス戦）

まとめ

ウェイド・マイリーは、MLBで長年にわたり活躍してきたベテラン左腕です。多彩な球種と経験を活かし、これからもチームに貢献することが期待されます。

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