アルティメイト・エアロスミス・ヒッツ

『アルティメイト・エアロスミス・ヒッツ』（原題：O, Yeah! Ultimate Aerosmith Hits）は、2002年にリリースされたエアロスミスの2枚組ベストアルバムです。

このアルバムは、エアロスミスのキャリアを網羅した初のオールタイム・ベストと言える作品で、彼らが過去に所属していたコロンビア・レコードとゲフィン・レコード両方の時代の楽曲を収録しています。これにより、初期のハードロックサウンドから、80年代以降のポップなヒット曲まで、エアロスミスの幅広い音楽性を堪能することができます。

収録曲は、これまでに発表されたアルバムからの代表曲に加え、新曲2曲、映画のサウンドトラックに提供された楽曲、そしてRun-D.M.C.との伝説的なコラボレーション「ウォーク・ディス・ウェイ」が含まれています。この「ウォーク・ディス・ウェイ」は、ロックとヒップホップの融合を象徴する楽曲として、音楽史に名を刻んでいます。

アルバムは国によって異なるフォーマットで発売され、ボーナストラックが追加されているバージョンも存在します。特に日本盤には4曲のボーナストラックが収録されており、ファンにとっては見逃せない内容となっています。

収録曲詳細

ディスク1には、初期の代表曲である「ママ・キン」や「ドリーム・オン」から、「セイム・オールド・ソング・アンド・ダンス」、「折れた翼」、「ウォーク・ディス・ウェイ」、「スウィート・エモーション」、「ラスト・チャイルド」、「バック・イン・ザ・サドル」、「ドロー・ザ・ライン」といった、70年代のハードロック時代の名曲が並びます。さらに、「デュード」、「エンジェル」、「ラグ・ドール」、「ジェニーズ・ガット・ア・ガン」、「エレヴェイター・ラヴ」、「ホワット・イット・テイクス」といった、80年代のヒット曲も収録されています。

ディスク2には、「アザー・サイド」、「リヴィング・オン・ジ・エッジ」、「クライン」、「アメイジング」、「デュースズ・アー・ワイルド」、「クレイジー」といった90年代の楽曲に加え、「フォーリング・イン・ラヴ」、「ピンク」、「ミス・ア・シング」、「ジェイディッド」、「ジャスト・プッシュ・プレイ」といった2000年代の楽曲が収録されています。また、Run-D.M.C.との「ウォーク・ディス・ウェイ」、新曲「ガールズ・オブ・サマー」、「レイ・イット・ダウン」も収録されており、バラエティに富んだ内容となっています。

日本盤ボーナス・トラック

日本盤には、アルバム『飛べ!エアロスミス』からの「トレイン・ケプト・ア・ローリン」、アルバム『闇夜のヘヴィ・ロック』からの「闇夜のヘヴィ・ロック」、映画『サージャント・ペッパー』サウンドトラックからの「カム・トゥギャザー」、映画『スパイダーマン』サウンドトラックからの「テーマ・フロム・スパイダーマン」という、貴重な4曲がボーナストラックとして収録されています。

『アルティメイト・エアロスミス・ヒッツ』は、エアロスミスの輝かしいキャリアを凝縮した、まさに究極のベストアルバムと言えるでしょう。長年のファンはもちろん、エアロスミスをこれから聴いてみようというリスナーにもおすすめの作品です。

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