アルテンシュタット (オーバーバイエルン)

アルテンシュタットは、ドイツ連邦共和国バイエルン州オーバーバイエルン行政管区のヴァイルハイム＝ショーンガウ郡に属する町です。アルテンシュタット行政共同体の本部所在地でもあります。

地理

アルテンシュタットは、プファッフェンヴィンケル地方のオーバーラントに位置しています。

自治体の構成

この町は、アルテンシュタットとシュヴァープニーダーホーフェンの2つの地区から構成されています。

歴史

アルテンシュタットは、かつて「ショーンガウ」と呼ばれていました。13世紀に住民の多くが、近隣のレヒ川沿いに新しい入植地を建設し移住しました。その際に、町の名前も新しい入植地に移され、それまでの古い定住地は「アルテンシュタット」（古い都市）と呼ばれるようになりました。この地は、かつてクラウディア・アウグスタ街道とケンプテンからザルツブルクに至る塩街道という2つの重要なローマ街道が交わる地点でした。12世紀中頃には、ブルクラハにヴェルフェン家レヒライナー家系の城が築かれましたが、現在は残っていません。

アルテンシュタットは、バイエルン選帝侯領のミュンヘン会計局およびショーンガウ地方裁判所に属していました。第二次世界大戦終戦後、アルテンシュタットはアメリカの管理地区となり、東プロイセンやシレジア、ズデーテン地方などから避難してきた人々を収容するためのDPキャンプが設置されました。このキャンプはUNRRAによって運営され、1950年に閉鎖されました。

文化と見所

重要な建築物としては、中世の壁画の断片や多くのロマネスク様式の彫刻が残る聖ミヒャエル・バシリカ教会があります。この教会は古いロマネスク様式を保持していますが、これは住民が移住した後、贅沢な改築を行うための資金がなかったためです。1965年にこの教会は教皇から「小バシリカ」の称号を授与されました。

教会の内装では、以下のものが特に注目に値します。

洗礼盤
「アルテンシュタットの大いなる神」：12世紀に制作された等身大よりも大きなキリスト十字架像。マリアとヨハネの像はコピーであり、オリジナルは1867年にバイエルン国立博物館に売却され、現在も展示されています。

その他

アルテンシュタットには、フランツ・ヨーゼフ・シュトラウス兵営（アルテンシュタット陸軍飛行場）があります。ここには、連邦陸軍の空挺・空輸学校やスポーツ振興団が所在しています。

もう一度検索