アルバニアのユーロビジョン・ソング・コンテスト

アルバニアとユーロビジョン・ソング・コンテスト

アルバニアにおけるユーロビジョン・ソング・コンテストについて解説します。アルバニアは2004年に初めてユーロビジョンに参加して以来、独自の選考方法と多様な楽曲で注目を集めてきました。

歴史

アルバニア国営放送（RTSH）は、2003年にユーロビジョンへの参加意欲を示しましたが、参加枠の関係で2003年大会への出場は叶いませんでした。翌2004年、アルバニアは満を持してユーロビジョンに初参加を果たします。

初参加と選考方法

アルバニア代表の選考は、1962年から続く国内音楽祭「フェスティヴァリ・イ・ケンゲス（Festivali i Këngës）」の結果に基づいて行われます。第42回フェスティヴァリ・イ・ケンゲスの優勝者、アニェザ・シャヒニが「Imazhi yt」で2004年大会に出場しました。

2004年大会

アニェザ・シャヒニは「The Image of You」の英語バージョンで準決勝を4位で通過し、決勝では106ポイントを獲得して7位入賞を果たしました。この好成績により、アルバニアは2005年大会での準決勝免除の権利を得ました。

その後の参加

2005年大会では、第43回フェスティヴァリ・イ・ケンゲスの優勝者であるレディナ・チェロが「Nesër shkoj」（英語名: Tomorrow I Go）で出場しましたが、16位に終わりました。

2006年大会では、ルイズ・エイリの「Zjarr e ftohtë」がアルバニア語のまま歌われましたが、決勝進出はなりませんでした。

2007年大会では、フレデリク・ンドツィが「Hear My Plea」で出場。この曲は、第45回フェスティヴァリ・イ・ケンゲスで優勝した「Balada e gurit」を基に、英語とアルバニア語を組み合わせて歌われました。

論争と挑戦

2008年大会では、オルタ・ボカの「Zemrën e lamë peng」が代表に選ばれましたが、審査員の選考に不正があったのではないかという疑惑が浮上しました。しかし、オルタ・ボカはそのまま代表として出場し、決勝で16位となりました。

2012年大会では、コソボ出身のロナ・ニシュリウが「Suus」を歌い、146点を獲得して5位に入賞する快挙を成し遂げました。

2015年大会では、当初代表に選ばれたエルハイダ・ダニの「Diell」が出場不可となり、急遽「I'm Alive」で出場することになりました。

2018年大会以降、アルバニアは3回連続で決勝に進出しています。

2023年大会では、従来のフェスティヴァリ・イ・ケンゲスの優勝者ではなく、一般視聴者の投票で最も多くの票を獲得した歌手が代表に選ばれました。

アルバニアのユーロビジョンへの挑戦は、国内の音楽シーンを活性化させ、国際的な舞台で自国の文化をアピールする重要な機会となっています。今後の活躍にも期待が集まります。

投票履歴

アルバニアから得点が送られた国々、アルバニアに得点を送った国々の詳細なデータは、ユーロビジョンの公式ウェブサイトなどで確認できます。

外部リンク

Eurovision official website
アルバニア代表曲の歌詞一覧へのリンク'>Lyrics for all Albanian entries

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